++[Guardia Castle, 1000 A.D.] | ++[Guardia Castle, 1000 A.D.] | |
大臣 | 心配しましたぞ、マールディア様!マールディア様のお気持ち、この大臣よくわかりますぞ。国王は何よりも国を大事になさるお方。そう、あなたの母君アリーチェ王妃様がなくなられた時も…… | 心配しましたぞ、マールディア様!マールディア様のお気持ち、この大臣よくわかりますぞ。国王は何よりも国を大事になさるお方。そう、あなたの母君アリーチェ王妃様がなくなられた時も…… |
マール | 母様が!? | 母様が!? |
大臣 | いやいや、何でもありませぬ。 | いやいや、何でもありませぬ。 |
マール | 話してよ! | 話してよ! |
大臣 | もうしあげにくいのですが……もともと病弱だったアリーチェ様のよう態が急変した時です。最後に一目国王にお会いしたいとおっしゃっていたアリーチェ様ですが国王はなんと…… | もうしあげにくいのですが……もともと病弱だったアリーチェ様のよう態が急変した時です。最後に一目国王にお会いしたいとおっしゃっていたアリーチェ様ですが国王はなんと…… |
国のしごとでおいそがしいとはいえアリーチェ様のもとに来ず……おさないマールディア様が死という事もわからぬまま見守る中…… | 国のしごとでおいそがしいとはいえアリーチェ様のもとに来ず……おさないマールディア様が死という事もわからぬまま見守る中…… |
大臣 | アリーチェ様は、おなくなりになられたのですじゃ……。いやはや、あれでは国王がアリーチェ様を殺したも同然…… | アリーチェ様は、おなくなりになられたのですじゃ……。いやはや、あれでは国王がアリーチェ様を殺したも同然…… |
マール | ……!!父上が……母様を…… | ……!!父上が……母様を…… |
大臣 | おやおや、私とした事が!お気にしませぬようにマールディア様! | おやおや、私とした事が!お気にしませぬようにマールディア様! |
大臣 | さ!せっかく戻られたのです。国王のもとへお立ち寄り下され。 | さ!せっかく戻られたのです。国王のもとへお立ち寄り下され。 |
System | カギがかかっている。 | カギがかかっている。 |
兵士 | めでたき千年祭でもある事だしクロノはとりあえず、しっこうゆうよにしておけとの王のご命令だ。 | めでたき千年祭でもある事だしクロノはとりあえず、しっこうゆうよにしておけとの王のご命令だ。 |
かんどうしたとは言いつつも王は帰りを待っておられる。 | かんどうしたとは言いつつも王は帰りを待っておられる。 | |
裁判所は王の命によりふうさ中だ。 | 裁判所は王の命によりふうさ中だ。 |
兵士 | 建国千年パーティをとり行う予定だが王があれでは…… | 建国千年パーティをとり行う予定だが王があれでは…… |
兵士 | 王の命により、刑務所も今はふうさ中だ。 | 王の命により、刑務所も今はふうさ中だ。 |
兵士 | 千年祭のしゅくがパーティのじゅんび中だ。 | 千年祭のしゅくがパーティのじゅんび中だ。 |
どうした?また裁判にかけられたいか? | どうした?また裁判にかけられたいか? |
兵士 | コック長の先祖は料理で魔王軍との戦いにこうけんしたらしい。 | コック長の先祖は料理で魔王軍との戦いにこうけんしたらしい。 |
コラーッ!! | コラーッ!! | |
手を出すんじゃない! | 手を出すんじゃない! | |
これはマールディア様。しつれいしました! | これはマールディア様。しつれいしました! | |
Young Woman | ちゅうぼうに勝手に入ってくんじゃないよ! | ちゅうぼうに勝手に入ってくんじゃないよ! |
Young Man | いや、すみませんな。このキッチンは、にょうぼうがしきってるんですよ。にょうぼう・イン・ちゅうぼう!なんてね……料理の腕はピカ一だが気性があらくって……何でも血すじらしいんですがね。 | いや、すみませんな。このキッチンは、にょうぼうがしきってるんですよ。にょうぼう・イン・ちゅうぼう!なんてね……料理の腕はピカ一だが気性があらくって……何でも血すじらしいんですがね。 |
Old Man | ワシャ姫様の教育たんとうじゃ! | ワシャ姫様の教育たんとうじゃ! |
Man | や!ぼかあ姫様の体育たんとうだ!ガルディア体育大出のバリバリのスポーツマンさ! | や!ぼかあ姫様の体育たんとうだ!ガルディア体育大出のバリバリのスポーツマンさ! |
Nun | 私は姫君のしつけたんとう。今回のけんは、私がいたらなかったばかりに…… | 私は姫君のしつけたんとう。今回のけんは、私がいたらなかったばかりに…… |
兵士 | ピエールさんが下でお待ちです。 | ピエールさんが下でお待ちです。 |
ドラゴンせんしゃを作るよう命じたり……あのころから大臣殿は変わってしまった。 | ドラゴンせんしゃを作るよう命じたり……あのころから大臣殿は変わってしまった。 |
兵士 | 刑務所にいた兵達は大臣殿の口聞きで城に来た者達だ。 | 刑務所にいた兵達は大臣殿の口聞きで城に来た者達だ。 |
刑務所の兵達はどうにもいけすかなかった。時々、俺達を冷たい目で見やがった。まるで人間じゃない目つきでな。 | 刑務所の兵達はどうにもいけすかなかった。時々、俺達を冷たい目で見やがった。まるで人間じゃない目つきでな。 | |
裁判で王様をたきつけたのもおそらく大臣殿…… | 裁判で王様をたきつけたのもおそらく大臣殿…… | |
Pierre | ベンゴシのピエールです。マールディア様が城を出られてから国王はすっかりふさぎこんでしまい……私の話も聞いて下さり、王女ゆうかいの罪はなかった事と……時間はかかりましたが、ようやっと使命をはたせました。それにしても大臣殿の様子がおかしい。我々はそのけんにかんして話し合っているんです。 | ベンゴシのピエールです。マールディア様が城を出られてから国王はすっかりふさぎこんでしまい……私の話も聞いて下さり、王女ゆうかいの罪はなかった事と……時間はかかりましたが、ようやっと使命をはたせました。それにしても大臣殿の様子がおかしい。我々はそのけんにかんして話し合っているんです。 |
大臣殿だけは、クロノ有罪を最後まで決めこんでいました。 | 大臣殿だけは、クロノ有罪を最後まで決めこんでいました。 | |
兵士 | マールディア様がいないと、この城も火が消えたようだ。 | マールディア様がいないと、この城も火が消えたようだ。 |
私もマールディア様が、城にもどる事を願っています。 | 私もマールディア様が、城にもどる事を願っています。 | |
マールディア様は、母君のアリーチェ様に生きうつしだ。だからこそ王もきびしくされてしまうのだろう。 | マールディア様は、母君のアリーチェ様に生きうつしだ。だからこそ王もきびしくされてしまうのだろう。 | |
王はマールディア様の事でだいぶおなやみのご様子。 | 王はマールディア様の事でだいぶおなやみのご様子。 | |
一国の王ともなれば、そうだん出来る者もありますまい。 | 一国の王ともなれば、そうだん出来る者もありますまい。 | |
Young Woman | 王はアリーチェ様がなくなられてからマールディア様だけを大事にされていたのですよ。 | 王はアリーチェ様がなくなられてからマールディア様だけを大事にされていたのですよ。 |
Chancellor | うぬぬ……きさま、かならずや処刑してやる! | うぬぬ……きさま、かならずや処刑してやる! |
King Guardia | おお、お前は……!マールディアはどこにいるのだ?城にもどるよう、お前からも言ってくれぬか? | おお、お前は……!マールディアはどこにいるのだ?城にもどるよう、お前からも言ってくれぬか? |
Chancellor | さ、マールディア様…… | さ、マールディア様…… |
王 | おお、マールディア…… | おお、マールディア…… |
王 | な、何しにもどった!この私に用などないはずだ! | な、何しにもどった!この私に用などないはずだ! |
マール | ……。 | ……。 |
王 | 何だその目は!お前が勝手に城を飛び出すからだぞ!そうかと思えば、そんなキテレツなやからを城に入れるなぞ……チンドン屋でもはじめるつもりか! | 何だその目は!お前が勝手に城を飛び出すからだぞ!そうかと思えば、そんなキテレツなやからを城に入れるなぞ……チンドン屋でもはじめるつもりか! |
マール | 何て事言うの!私の友達に! | 何て事言うの!私の友達に! |
王 | その様な者が友達とはガルディア王家のご先祖様にもうしわけが立たぬわ! | その様な者が友達とはガルディア王家のご先祖様にもうしわけが立たぬわ! |
マール | 父上は私よりも…… | 父上は私よりも…… |
私や母様よりも大事なのね!このガルディア王国が!! | 私や母様よりも大事なのね!このガルディア王国が!! | |
王 | 何……? | 何……? |
マール | 母様を殺したのは父上よ! | 母様を殺したのは父上よ! |
王 | !! | !! |
出て行け!二度と私の前に姿をあらわすでない! | 出て行け!二度と私の前に姿をあらわすでない! | |
マール | いわれなくったって来ないわ! | いわれなくったって来ないわ! |
王 | お前とは親でも子でもない!勝手にするがいい!! | お前とは親でも子でもない!勝手にするがいい!! |
大臣 | ……。 | ……。 |
Chancellor | おお、何という事でしょう…… | おお、何という事でしょう…… |
King Guardia | ええい、もういい!お前達も消えるがいい!! | ええい、もういい!お前達も消えるがいい!! |
……。今さらこの私に用などないはずだ! | ……。今さらこの私に用などないはずだ! | |
Chancellor | そうですな、王のお好きな物でも持ってプレゼントしてはいかがです?王は最近、ハイパーほしにくに目がなくておいでです。 | そうですな、王のお好きな物でも持ってプレゼントしてはいかがです?王は最近、ハイパーほしにくに目がなくておいでです。 |
Young Woman | ハイパーほしにく?ああ、遠い祖先が作ったらしいけどあたいはレシピがわかんないねえ。今じゃパレポリの名物になってるよ。 | ハイパーほしにく?ああ、遠い祖先が作ったらしいけどあたいはレシピがわかんないねえ。今じゃパレポリの名物になってるよ。 |