|
++民家
|
++民家
|
バレット
|
来るなと言ったじゃねえか!
|
来るなと言ったじゃねえか!
|
|
++バレット、銃口をクラウドたちに向ける
|
++バレット、銃口をクラウドたちに向ける
|
ケット・シー
|
ちょ、ちょっとタンマ! 話し、しましょ!な、話せばわかるって!
|
ちょ、ちょっとタンマ! 話し、しましょ!な、話せばわかるって!
|
|
++バレット、銃の引き金を引くと、倒れたのは後ろにいる人間であった
|
++バレット、銃の引き金を引くと、倒れたのは後ろにいる人間であった
|
バレット
|
おまえたちをまきこみたくなかった……
|
おまえたちをまきこみたくなかった……
|
|
++そこへ、エアリスとレッド13が来る
|
++そこへ、エアリスとレッド13が来る
|
エアリス
|
それ、クラウドのセリフ!『危険だ、まきこむわけにはいかない』とかなんとか、ね
|
それ、クラウドのセリフ!『危険だ、まきこむわけにはいかない』とかなんとか、ね
|
ティファ
|
そうそう。それに私たち、もう思いっきりまきこまれちゃってるんだから
|
そうそう。それに私たち、もう思いっきりまきこまれちゃってるんだから
|
エアリス
|
上でバレット見つけてあわててここまで来たの。バレット、ちゃんと説明して
|
上でバレット見つけてあわててここまで来たの。バレット、ちゃんと説明して
|
バレット
|
おまえたち……
|
おまえたち……
|
レッド13
|
闘技場の事件は片腕が銃の男のしわざだと聞いた。……あんたか?
|
闘技場の事件は片腕が銃の男のしわざだと聞いた。……あんたか?
|
バレット
|
もう1人いるんだ……片腕に銃をもつ男。4年前、あの日から……
|
もう1人いるんだ……片腕に銃をもつ男。4年前、あの日から……
|
バレット
|
オレの右腕は もう使い物にならなかった
|
オレの右腕は もう使い物にならなかった
|
|
……しばらく悩んだけどよ
|
……しばらく悩んだけどよ
|
|
オレは右腕をすて この銃を手に入れた
|
オレは右腕をすて この銃を手に入れた
|
|
オレからすべてを奪っていった神羅に復讐するための新しい右腕……
|
オレからすべてを奪っていった神羅に復讐するための新しい右腕……
|
|
そのときの医者から聞いたのさ。オレと同じ手術を望んだ男がもう1人いるってことをな
|
そのときの医者から聞いたのさ。オレと同じ手術を望んだ男がもう1人いるってことをな
|
|
ただし、そいつは左腕が銃になっている
|
ただし、そいつは左腕が銃になっている
|
クラウド
|
…………
|
…………
|
エアリス
|
でも……それならダインもあなたと同じ、でしょ?
|
でも……それならダインもあなたと同じ、でしょ?
|
ティファ
|
そうよね。神羅にだまされたんだもの
|
そうよね。神羅にだまされたんだもの
|
|
きっと、いっしょに神羅と戦ってくれるわ
|
きっと、いっしょに神羅と戦ってくれるわ
|
バレット
|
……わからねえ。わからねえが、オレはダインにあやまらなくちゃ気がすまねえ
|
……わからねえ。わからねえが、オレはダインにあやまらなくちゃ気がすまねえ
|
|
だからよ、1人でいかせてくれ
|
だからよ、1人でいかせてくれ
|
クラウド
|
好きにすればいい
|
好きにすればいい
|
|
と、いいたいところだがダメだなここで、アンタに死なれると夢見が悪そうだ
|
と、いいたいところだがダメだなここで、アンタに死なれると夢見が悪そうだ
|
エアリス
|
バレット ここで終わりじゃないよ
|
バレット ここで終わりじゃないよ
|
ティファ
|
星を救うんでしょ?
|
星を救うんでしょ?
|
バレット
|
へっ! ティファ、もうわかっただろ?
|
へっ! ティファ、もうわかっただろ?
|
|
星を救うなんてカッコつけてるがオレは神羅に復讐したいだけなんだ。自分の気がすむようにしたいだけなんだよ!
|
星を救うなんてカッコつけてるがオレは神羅に復讐したいだけなんだ。自分の気がすむようにしたいだけなんだよ!
|
ティファ
|
……いいじゃない、べつに。私だって似たようなものだわ
|
……いいじゃない、べつに。私だって似たようなものだわ
|
エアリス
|
わかりやすいよ、そのほうが。バレットらしいもん
|
わかりやすいよ、そのほうが。バレットらしいもん
|
クラウド
|
というわけだ、バレット。さて、バレットと俺と……
|
というわけだ、バレット。さて、バレットと俺と……
|
|
++パーティー組替え:クラウド・バレット・ティファ
|
++パーティー組替え:クラウド・バレット・ティファ
|
|
++ダインのアジト
|
++ダインのアジト
|
バレット
|
……ダイン……おまえなのか?
|
……ダイン……おまえなのか?
|
ダイン
|
なつかしい声だな……
|
なつかしい声だな……
|
|
忘れようにも忘れられない声だ……
|
忘れようにも忘れられない声だ……
|
バレット
|
いつか会えると信じていた……オレと同じ手術を受けどこかで生きていると……
|
いつか会えると信じていた……オレと同じ手術を受けどこかで生きていると……
|
|
聞いてくれダイン。おまえに……
|
聞いてくれダイン。おまえに……
|
|
++バレット、ダインに近寄るが、銃弾ではばまれる
|
++バレット、ダインに近寄るが、銃弾ではばまれる
|
ダイン
|
声が……聞こえるんだ
|
声が……聞こえるんだ
|
バレット
|
……?
|
……?
|
ダイン
|
聞こえるんだよ、エレノアの声が。おねがいだから……バレットをうらまないでってさ
|
聞こえるんだよ、エレノアの声が。おねがいだから……バレットをうらまないでってさ
|
|
だから、あんたを追っかけるのはやめといた……
|
だから、あんたを追っかけるのはやめといた……
|
バレット
|
……自分の愚かさは知っている。許してくれとは言わない
|
……自分の愚かさは知っている。許してくれとは言わない
|
|
でもよ……こんなところで何をしてるんだ?
|
でもよ……こんなところで何をしてるんだ?
|
|
関係ない人間を殺してどうなる? なぜだ?
|
関係ない人間を殺してどうなる? なぜだ?
|
ダイン
|
……なぜ!? 理由を聞いてどうする!?
|
……なぜ!? 理由を聞いてどうする!?
|
|
それで殺された人間はなっとくするのか?神羅の言い分を聞けばコレル村の人間は了解するのか!?
|
それで殺された人間はなっとくするのか?神羅の言い分を聞けばコレル村の人間は了解するのか!?
|
|
理由なんてどうでもいい!
|
理由なんてどうでもいい!
|
|
与えられるのは銃弾と不条理…残されるのは絶望と無の世界…それだけだ!!
|
与えられるのは銃弾と不条理…残されるのは絶望と無の世界…それだけだ!!
|
バレット
|
…………
|
…………
|
|
++ダイン、そこら中に銃を撃つ
|
++ダイン、そこら中に銃を撃つ
|
ダイン
|
それでも聞きたいか?……ならば教えてやろう
|
それでも聞きたいか?……ならば教えてやろう
|
|
俺はな、壊してしまいたいんだよ
|
俺はな、壊してしまいたいんだよ
|
|
この街の人間を
|
この街の人間を
|
|
この街のすべてを
|
この街のすべてを
|
|
この世界のすべてを!
|
この世界のすべてを!
|
|
この世界にはもう何もない。コレル村、エレノア……マリン……
|
この世界にはもう何もない。コレル村、エレノア……マリン……
|
バレット
|
マリンは……マリンは生きている
|
マリンは……マリンは生きている
|
ダイン
|
……?
|
……?
|
バレット
|
あのあと、オレは村にもどった。もう逃げられない…そう思った
|
あのあと、オレは村にもどった。もう逃げられない…そう思った
|
|
だからせめて、最後はミーナのそばにいたいと思った
|
だからせめて、最後はミーナのそばにいたいと思った
|
|
そこであの子を……おまえの娘、マリンを見つけた
|
そこであの子を……おまえの娘、マリンを見つけた
|
ダイン
|
……
|
……
|
バレット
|
マリンはミッドガルにいるんだ。一緒に会いに行こう、な?
|
マリンはミッドガルにいるんだ。一緒に会いに行こう、な?
|
ダイン
|
そうか……生きているのか……
|
そうか……生きているのか……
|
|
わかったよ、バレット。やはりおまえと戦わなくてはならないな
|
わかったよ、バレット。やはりおまえと戦わなくてはならないな
|
バレット
|
なんだと!?
|
なんだと!?
|
ダイン
|
エレノアが1人でさみしがってる。マリンも連れて行ってやらないとな
|
エレノアが1人でさみしがってる。マリンも連れて行ってやらないとな
|
バレット
|
ダイン……正気か!?
|
ダイン……正気か!?
|
ダイン
|
マリンだって母さんに会いたがってるだろ?
|
マリンだって母さんに会いたがってるだろ?
|
|
++ダイン、バレットに銃を撃つ
|
++ダイン、バレットに銃を撃つ
|
バレット
|
やめろ、ダイン!オレはここで死ぬわけにはいかねえんだ!
|
やめろ、ダイン!オレはここで死ぬわけにはいかねえんだ!
|
ダイン
|
そうかい。俺はあの日から命はすててるぜ
|
そうかい。俺はあの日から命はすててるぜ
|
バレット
|
やめてくれ! おまえとはやりたくねえ!
|
やめてくれ! おまえとはやりたくねえ!
|
クラウド
|
バレット!
|
バレット!
|
バレット
|
クラウド、手を出すな!これは、オレの問題だ!!
|
クラウド、手を出すな!これは、オレの問題だ!!
|
|
++戦闘:ダイン(バレットと一対一)
|
++戦闘:ダイン(バレットと一対一)
|
|
++ダインを撃破
|
++ダインを撃破
|
ダイン
|
うっ!
|
うっ!
|
|
++戦闘終了
|
++戦闘終了
|
ダイン
|
来るな!!
|
来るな!!
|
|
++ダイン、足を引きずらせながら壁によりかかる
|
++ダイン、足を引きずらせながら壁によりかかる
|
ダイン
|
……俺はあの時 片腕と……いっしょに
|
……俺はあの時 片腕と……いっしょに
|
|
かけがえのないものを失った……どこで……くいちがっちまったのかな……
|
かけがえのないものを失った……どこで……くいちがっちまったのかな……
|
バレット
|
ダイン……わからねえよ
|
ダイン……わからねえよ
|
|
オレたち……こういうやりかたでしか決着をつけられなかったのか?
|
オレたち……こういうやりかたでしか決着をつけられなかったのか?
|
ダイン
|
言ったはずだ……俺は……壊してしまいたかったんだよ……
|
言ったはずだ……俺は……壊してしまいたかったんだよ……
|
|
何もかも……このくるった世界も……俺自身も……
|
何もかも……このくるった世界も……俺自身も……
|
バレット
|
マリンは! マリンはどうなるんだ!
|
マリンは! マリンはどうなるんだ!
|
ダイン
|
……考えてみろ……バレット……あのときマリンはいくつだった……?
|
……考えてみろ……バレット……あのときマリンはいくつだった……?
|
|
いまさら……いまさら俺が出ていったところであの子には……わかるはずもない……
|
いまさら……いまさら俺が出ていったところであの子には……わかるはずもない……
|
|
それにな……バレット……
|
それにな……バレット……
|
|
マリンを抱いてやるには俺の手は……少々汚れすぎちまったのさ……
|
マリンを抱いてやるには俺の手は……少々汚れすぎちまったのさ……
|
バレット
|
……
|
……
|
ダイン
|
バレット…
|
バレット…
|
|
++ダイン、ペンダントをバレットに投げわたす
|
++ダイン、ペンダントをバレットに投げわたす
|
ダイン
|
そのペンダントをマリンに…エレ…ノアの…… 女房の……かたみ……
|
そのペンダントをマリンに…エレ…ノアの…… 女房の……かたみ……
|
バレット
|
わかった……
|
わかった……
|
ダイン
|
……そうか……マリンが……もう……4つ…か……
|
……そうか……マリンが……もう……4つ…か……
|
|
++ダイン、足を引きずらせながら、がけへ向かう
|
++ダイン、足を引きずらせながら、がけへ向かう
|
ダイン
|
バレット……マリンを…………泣かせる…な…よ……
|
バレット……マリンを…………泣かせる…な…よ……
|
バレット
|
ダイン……?
|
ダイン……?
|
|
ダイン!
|
ダイン!
|
|
++ダイン、両手を広げ、背中からそのままがけ下へ落ちる
|
++ダイン、両手を広げ、背中からそのままがけ下へ落ちる
|
バレット
|
ダイーーーン!!
|
ダイーーーン!!
|
|
++バレット、ひざをつく
|
++バレット、ひざをつく
|
バレット
|
……ダイン。おまえと同じなんだ……
|
……ダイン。おまえと同じなんだ……
|
|
オレだって……オレの手だって……汚れちまってる……
|
オレだって……オレの手だって……汚れちまってる……
|
|
うおぉぉーーーー!!!
|
うおぉぉーーーー!!!
|
コーツ
|
何か用か?
|
何か用か?
|
バレット
|
上へ行きてえ
|
上へ行きてえ
|
コーツ
|
だからよ、ボスの許可をとってチョコボレースに……
|
だからよ、ボスの許可をとってチョコボレースに……
|
バレット
|
ダインはワケがあって話ができなくなった
|
ダインはワケがあって話ができなくなった
|
|
そのかわり、これをもらってきたぜ
|
そのかわり、これをもらってきたぜ
|
|
++バレット、ペンダントを見せる
|
++バレット、ペンダントを見せる
|
コーツ
|
ゲッ……
|
ゲッ……
|
バレット
|
上へ行きてえ
|
上へ行きてえ
|
コーツ
|
わ、わかったよ
|
わ、わかったよ
|
|
……ダインをやったのか?
|
……ダインをやったのか?
|
|
いや、そうなんだろうな。そんなもの持ってるんだからな
|
いや、そうなんだろうな。そんなもの持ってるんだからな
|
|
そうか……ダインが死んだかこれで、ここも少しは落ちついた土地になるぜ
|
そうか……ダインが死んだかこれで、ここも少しは落ちついた土地になるぜ
|
|
なにしろダインはだれかれかまわず……
|
なにしろダインはだれかれかまわず……
|
|
++バレット、コーツの襟首をつかむ
|
++バレット、コーツの襟首をつかむ
|
バレット
|
てめえに何がわかるってんだ!!
|
てめえに何がわかるってんだ!!
|
コーツ
|
わわわ、わかった!いや、なんにもわかってないです。す、すいません
|
わわわ、わかった!いや、なんにもわかってないです。す、すいません
|
クラウド
|
それじゃあ、ここから出してもらおうか?
|
それじゃあ、ここから出してもらおうか?
|
コーツ
|
ん? あんたたちなんか、かんちがいしてないか?
|
ん? あんたたちなんか、かんちがいしてないか?
|
|
前に、少し言ったと思うがここからでる手段は、ただひとつ
|
前に、少し言ったと思うがここからでる手段は、ただひとつ
|
|
ゴールドソーサーで行われるチョコボレースで優勝するしかねぇ
|
ゴールドソーサーで行われるチョコボレースで優勝するしかねぇ
|
|
それに、一度に上に行けるレーサーはたった1人だ
|
それに、一度に上に行けるレーサーはたった1人だ
|
バレット
|
なんだと!
|
なんだと!
|
コーツ
|
だーーっ! いくら、おどしてもダメだ!!
|
だーーっ! いくら、おどしてもダメだ!!
|
|
このルールだけは変えるわけにはいかねぇ
|
このルールだけは変えるわけにはいかねぇ
|
|
ここの規律がメチャクチャになっちまう!これは、ゆずれねぇ!
|
ここの規律がメチャクチャになっちまう!これは、ゆずれねぇ!
|
|
ひ、1人は上に送ってやる。後は、そいつがディオと取り引きするなり、なんなりしな
|
ひ、1人は上に送ってやる。後は、そいつがディオと取り引きするなり、なんなりしな
|
バレット
|
ちっ! しょうがねぇ
|
ちっ! しょうがねぇ
|
|
クラウド、おまえが行ってこい
|
クラウド、おまえが行ってこい
|
|
オレたちは、下でまってるからよ
|
オレたちは、下でまってるからよ
|
|
さっさと、チョコボレースとかいうのに勝って、こっちもなんとかしろ!
|
さっさと、チョコボレースとかいうのに勝って、こっちもなんとかしろ!
|
ティファ
|
そうね、クラウド。私たち待ってるからたのむわよ
|
そうね、クラウド。私たち待ってるからたのむわよ
|
コーツ
|
は、話は、まとまったか?
|
は、話は、まとまったか?
|
|
じゃあ、あとはマネージャーか
|
じゃあ、あとはマネージャーか
|
|
チョコボレースの登録やちょうたつをする役目なんだが……
|
チョコボレースの登録やちょうたつをする役目なんだが……
|
エスト
|
は〜い、話、聞かせてもらっちゃった
|
は〜い、話、聞かせてもらっちゃった
|
コーツ
|
エストか?
|
エストか?
|
|
++エストが入ってくる
|
++エストが入ってくる
|
エスト
|
あたしがマネージャーやるわ
|
あたしがマネージャーやるわ
|
コーツ
|
まぁ、もんくはねぇが……
|
まぁ、もんくはねぇが……
|
|
こいつはエスト。 見た目は変だろ?
|
こいつはエスト。 見た目は変だろ?
|
|
でも、チョコボレースのマネージメントで右に出るやつはいねぇ
|
でも、チョコボレースのマネージメントで右に出るやつはいねぇ
|
エスト
|
しっつれいな言い方ね
|
しっつれいな言い方ね
|
|
まぁ、いいわ。よろしくクラウドさん
|
まぁ、いいわ。よろしくクラウドさん
|
コーツ
|
よし、クラウドさんとやら
|
よし、クラウドさんとやら
|
|
柱のエレベーターから上に送ってやる。くわしいことはエストから聞きな
|
柱のエレベーターから上に送ってやる。くわしいことはエストから聞きな
|
|
++エレーベーター
|
++エレーベーター
|
エスト
|
そう、そんなことがあったのわかったわ、ディオ園長には私から話をしておくわ
|
そう、そんなことがあったのわかったわ、ディオ園長には私から話をしておくわ
|
|
あなたは、取りあえずレースに集中して
|
あなたは、取りあえずレースに集中して
|
|
そうそう、さっきの話の続きだけどチョコボレーサーにはいろんな人がいるの。犯罪者だけのレースってわけじゃないのよ
|
そうそう、さっきの話の続きだけどチョコボレーサーにはいろんな人がいるの。犯罪者だけのレースってわけじゃないのよ
|
|
名声のために戦い続けている人お金のために戦う人レースにのみ生き場所を感じている人…あなた、みたいな人をふくめてね
|
名声のために戦い続けている人お金のために戦う人レースにのみ生き場所を感じている人…あなた、みたいな人をふくめてね
|
|
あっ、そうだ チョコボの騎乗方法教えておくわね
|
あっ、そうだ チョコボの騎乗方法教えておくわね
|
|
○ 「ああ」(OK)
|
○ 「ああ」(OK)
|
|
○ 「興味ない
|
○ 「興味ない
|
エスト
|
え〜と まず『SELECT』ボタンでオートとマニュアルを切り替えるの
|
え〜と まず『SELECT』ボタンでオートとマニュアルを切り替えるの
|
|
簡単に言うと、自分で命令するかチョコボの好きに走らせるかね
|
簡単に言うと、自分で命令するかチョコボの好きに走らせるかね
|
|
でも、自分の思うとおりには中々走らせられないわよ。チョコボと仲が良くないと言うことを聞いてくれないから
|
でも、自分の思うとおりには中々走らせられないわよ。チョコボと仲が良くないと言うことを聞いてくれないから
|
|
こればっかりは今回はしょうがないわね
|
こればっかりは今回はしょうがないわね
|
|
けど、私の用意するチョコボはおとなしい子が多いからけっこう、うまくやれると思うわ
|
けど、私の用意するチョコボはおとなしい子が多いからけっこう、うまくやれると思うわ
|
|
それから、自分で命令してる時に□ボタンでスピードアップ×ボタンでスピードダウン
|
それから、自分で命令してる時に□ボタンでスピードアップ×ボタンでスピードダウン
|
|
ただし、チョコボが本来持っている能力以上のスピードをだすとどんどんスタミナが減ってくの
|
ただし、チョコボが本来持っている能力以上のスピードをだすとどんどんスタミナが減ってくの
|
|
それと方向キーの左右でチョコボを左右に○ ボタンでムチを入れていっきにスピードを上げられるわ
|
それと方向キーの左右でチョコボを左右に○ ボタンでムチを入れていっきにスピードを上げられるわ
|
|
もちろんスタミナの消費は激しくなるけどね
|
もちろんスタミナの消費は激しくなるけどね
|
|
あと、気性の悪いチョコボは自分のペースがわからなくてすぐスタミナを使いきっちゃうの
|
あと、気性の悪いチョコボは自分のペースがわからなくてすぐスタミナを使いきっちゃうの
|
|
そういうチョコボは、すぐにマニュアル(自分で動かす)操作してスピードを落としてやるといいわ
|
そういうチョコボは、すぐにマニュアル(自分で動かす)操作してスピードを落としてやるといいわ
|
|
最後にね、セッカチな人におすすめなんだけど1、2着のチョコボがゴールした後に
|
最後にね、セッカチな人におすすめなんだけど1、2着のチョコボがゴールした後に
|
|
『START』ボタンを押すと途中でレースを見るのをやめることができるわ
|
『START』ボタンを押すと途中でレースを見るのをやめることができるわ
|
エスト
|
おめでとう!! これで晴れて自由の身よ
|
おめでとう!! これで晴れて自由の身よ
|
|
あっ、そうだ これ園長からの手紙勝ったら渡すようにって
|
あっ、そうだ これ園長からの手紙勝ったら渡すようにって
|
ディオ
|
少年なら自分の力で、勝利を手に入れこの手紙を読んでくれていると信じている
|
少年なら自分の力で、勝利を手に入れこの手紙を読んでくれていると信じている
|
|
ダインのことはエスト君から聞いた。少年が勝つことができたなら私の権限で、君の仲間の自由も約束しよう
|
ダインのことはエスト君から聞いた。少年が勝つことができたなら私の権限で、君の仲間の自由も約束しよう
|
|
それと、おわびと言ってはなんだが、プレゼントを用意した旅のやくにたててくれたまえ
|
それと、おわびと言ってはなんだが、プレゼントを用意した旅のやくにたててくれたまえ
|
|
これでも、多忙な身の上。手紙という形でしつれいした。では ディオちゃん より
|
これでも、多忙な身の上。手紙という形でしつれいした。では ディオちゃん より
|
クラウド
|
プレゼント?
|
プレゼント?
|
|
++するとPHSが鳴る
|
++するとPHSが鳴る
|
エアリス
|
クラウド!? ね、すごいのよ!いまね、園長の使いとかいう人が来て『バギー』置いていったの
|
クラウド!? ね、すごいのよ!いまね、園長の使いとかいう人が来て『バギー』置いていったの
|
|
これがあれば『サバク』も『川』もラクラクよ
|
これがあれば『サバク』も『川』もラクラクよ
|
|
じゃ、クラウド。外でまってるね
|
じゃ、クラウド。外でまってるね
|
|
クラウド
|
クラウド
|
|
(ん? 手紙に続きがある)
|
(ん? 手紙に続きがある)
|
ディオ
|
P.S. この間、私はセフィロスにあったぞ少年たちの時代では、彼のファンもいるだろう
|
P.S. この間、私はセフィロスにあったぞ少年たちの時代では、彼のファンもいるだろう
|
|
サインでももらったらどうだ?彼は、ここから【南の川を越えてゴンガガエリア】に向かったようだぞ
|
サインでももらったらどうだ?彼は、ここから【南の川を越えてゴンガガエリア】に向かったようだぞ
|
クラウド
|
セフィロス……
|
セフィロス……
|
エスト
|
じゃあ、お別れね
|
じゃあ、お別れね
|
|
そうだ。いつか、自分のレースチョコボを持てるようになったらもう一度ここに来るといいわ
|
そうだ。いつか、自分のレースチョコボを持てるようになったらもう一度ここに来るといいわ
|
|
また私が、登録とかいろんなことして、あ・げ・るまた、会いましょうね
|
また私が、登録とかいろんなことして、あ・げ・るまた、会いましょうね
|
|
++戦闘:謎のニンジャ
|
++戦闘:謎のニンジャ
|
|
++謎のニンジャを撃破
|
++謎のニンジャを撃破
|
|
++戦闘終了
|
++戦闘終了
|
謎のニンジャ
|
チクショ〜……このアタシが負けるなんて……
|
チクショ〜……このアタシが負けるなんて……
|
|
やい、このツンツン頭!もう1回、もう1回勝負だ!
|
やい、このツンツン頭!もう1回、もう1回勝負だ!
|
|
○ 「いいだろう
|
○ 「いいだろう
|
|
○ 「興味ないね」(OK)
|
○ 「興味ないね」(OK)
|
謎のニンジャ
|
ム、逃げる気? ちゃんと勝負しろ!しろったらしろ!
|
ム、逃げる気? ちゃんと勝負しろ!しろったらしろ!
|
|
シュッシュッ……どうしたどうした!
|
シュッシュッ……どうしたどうした!
|
|
アタシの強さにビビッてんだろ!
|
アタシの強さにビビッてんだろ!
|
|
○ 「……まあな」(OK)
|
○ 「……まあな」(OK)
|
|
○ 「何度やっても同じだ
|
○ 「何度やっても同じだ
|
謎のニンジャ
|
へへ、や〜っぱそうか。ま、アタシの実力からいえばそれも当然だネ
|
へへ、や〜っぱそうか。ま、アタシの実力からいえばそれも当然だネ
|
|
アンタらもがんばれよ。また気が向いたら相手してやるからさ、んじゃね!
|
アンタらもがんばれよ。また気が向いたら相手してやるからさ、んじゃね!
|
|
++謎のニンジャ、去ろうとするが
|
++謎のニンジャ、去ろうとするが
|
謎のニンジャ
|
ホントに行っちゃうからね!ホントのホントだよ!
|
ホントに行っちゃうからね!ホントのホントだよ!
|
|
○ 「ご自由に……
|
○ 「ご自由に……
|
|
○ 「ちょっと待った」(OK)
|
○ 「ちょっと待った」(OK)
|
謎のニンジャ
|
なんだよ、アタシにまだなんか用?
|
なんだよ、アタシにまだなんか用?
|
|
……ハハーン。さてはアレかな?
|
……ハハーン。さてはアレかな?
|
|
アタシがあんまり強いんでぜひ助けてほしいと!
|
アタシがあんまり強いんでぜひ助けてほしいと!
|
|
このアタシにいっしょに来てくれと!そういうこと?
|
このアタシにいっしょに来てくれと!そういうこと?
|
|
○ 「……そういうこと」(OK)
|
○ 「……そういうこと」(OK)
|
|
○ 「じょうだんじゃない
|
○ 「じょうだんじゃない
|
謎のニンジャ
|
へへへ、やっぱりねえ。いや、まいったなあ。ウーン、どうしようかなあ
|
へへへ、やっぱりねえ。いや、まいったなあ。ウーン、どうしようかなあ
|
|
でも、そこまで言われちゃこのアタシもことわれないし……
|
でも、そこまで言われちゃこのアタシもことわれないし……
|
|
よし、わかった!アンタらについてってやるよ!
|
よし、わかった!アンタらについてってやるよ!
|
|
○ 「……名前は?
|
○ 「……名前は?
|
|
○ 「……先を急ごう
|
○ 「……先を急ごう
|
謎のニンジャ
|
あれ、ちょ、ちょっと……
|
あれ、ちょ、ちょっと……
|
|
ちょっと! アタシまだ名前……
|
ちょっと! アタシまだ名前……
|
|
++ユフィの名前入力画面
|
++ユフィの名前入力画面
|
ユフィ
|
アタシ、ユフィ! ひとつヨロシク!
|
アタシ、ユフィ! ひとつヨロシク!
|
|
へへへ……うまくいったよ
|
へへへ……うまくいったよ
|
|
あとはアレをナニして……クックックッ……
|
あとはアレをナニして……クックックッ……
|
|
オ〜イ、待ってよ! 待ってってば〜!!
|
オ〜イ、待ってよ! 待ってってば〜!!
|
|
盗んだお金ならホラ!ちゃんと返すからさァ!
|
盗んだお金ならホラ!ちゃんと返すからさァ!
|
|
……まだ使ってないぶんは
|
……まだ使ってないぶんは
|
|
++ザックスの家
|
++ザックスの家
|
おじいさん
|
旅の人かい……おんや?あんたのその目の輝きは……ソルジャーさんだね?
|
旅の人かい……おんや?あんたのその目の輝きは……ソルジャーさんだね?
|
おばあさん
|
あらあらホントだよ!あんたウチの息子を知らないかい?
|
あらあらホントだよ!あんたウチの息子を知らないかい?
|
おじいさん
|
ザックスっちゅう名前なんたが
|
ザックスっちゅう名前なんたが
|
おばあさん
|
こんなイナカじゃくらせないとか言い残して都会へいったままもう、かれこれ10年近く……
|
こんなイナカじゃくらせないとか言い残して都会へいったままもう、かれこれ10年近く……
|
おじいさん
|
ソルジャーになるっちゅうて村を飛び出したんだ
|
ソルジャーになるっちゅうて村を飛び出したんだ
|
|
あんた、知らないかい?ソルジャーのザックス
|
あんた、知らないかい?ソルジャーのザックス
|
クラウド
|
さあ……知らないな
|
さあ……知らないな
|
エアリス
|
ザックス……
|
ザックス……
|
おじいさん
|
娘さん、知ってるのかい?
|
娘さん、知ってるのかい?
|
おばあさん
|
そういえば6、7年前に手紙がきてガールフレンドができましたって書いてあったけど、あんたかい?
|
そういえば6、7年前に手紙がきてガールフレンドができましたって書いてあったけど、あんたかい?
|
エアリス
|
そんな……
|
そんな……
|
|
++エアリス、去る
|
++エアリス、去る
|
ティファ
|
……ソルジャーのザックス……
|
……ソルジャーのザックス……
|
|
++ティファ、去る
|
++ティファ、去る
|
クラウド
|
ふたりとも、どうしたんだ?
|
ふたりとも、どうしたんだ?
|
おじいさん
|
なあ、あんたザックスっちゅうソルジャーに会ったことはないかの?
|
なあ、あんたザックスっちゅうソルジャーに会ったことはないかの?
|
おばあさん
|
10年も連絡もよこさんとは……なんちゅう息子じゃ
|
10年も連絡もよこさんとは……なんちゅう息子じゃ
|
クラウド
|
エアリス……
|
エアリス……
|
エアリス
|
……この村にザックスの家があるなんて知らなかったからびっくりしちゃった
|
……この村にザックスの家があるなんて知らなかったからびっくりしちゃった
|
クラウド
|
知ってるヤツか?
|
知ってるヤツか?
|
エアリス
|
いつか話さなかった?わたし、初めて好きになった人
|
いつか話さなかった?わたし、初めて好きになった人
|
クラウド
|
……………
|
……………
|
エアリス
|
ザックス…… ソルジャー・クラス1ST。クラウドと同じ
|
ザックス…… ソルジャー・クラス1ST。クラウドと同じ
|
クラウド
|
クラス1STなんて何人もいないはずだ。でも俺は知らないな
|
クラス1STなんて何人もいないはずだ。でも俺は知らないな
|
エアリス
|
別にかまわないの。むかしのことだしね。ただ、行方不明だから心配なだけ
|
別にかまわないの。むかしのことだしね。ただ、行方不明だから心配なだけ
|
クラウド
|
行方不明?
|
行方不明?
|
エアリス
|
5年前かな? 仕事で出かけてそれっきり
|
5年前かな? 仕事で出かけてそれっきり
|
|
女の子が大好きなヤツだったからね。どこかで知り合った子と仲良くなっちゃったのよ、きっと
|
女の子が大好きなヤツだったからね。どこかで知り合った子と仲良くなっちゃったのよ、きっと
|
|
あれ? どうしたの?
|
あれ? どうしたの?
|
|
○ 「それは心配だな
|
○ 「それは心配だな
|
|
○ (やきもち……しっと……)(OK)
|
○ (やきもち……しっと……)(OK)
|
エアリス
|
もしかして……やきもちやいてる? ん? んん? どうなのかな、クラウドくん?
|
もしかして……やきもちやいてる? ん? んん? どうなのかな、クラウドくん?
|
|
な〜んて、ごめんね
|
な〜んて、ごめんね
|
|
行きましょ、クラウド
|
行きましょ、クラウド
|
|
++メルトダウン魔晄炉
|
++メルトダウン魔晄炉
|
クラウド
|
壊れた魔晄炉……
|
壊れた魔晄炉……
|
|
++そこへヘリコプターが飛んでくる
|
++そこへヘリコプターが飛んでくる
|
クラウド
|
神羅の兵器開発部部長スカーレットのおでましか
|
神羅の兵器開発部部長スカーレットのおでましか
|
|
++クラウド、物陰に隠れる
|
++クラウド、物陰に隠れる
|
スカーレット
|
……フンッ! ここもダメだわ
|
……フンッ! ここもダメだわ
|
|
チンケな魔晄炉にはチンケなマテリアしかないみたいね
|
チンケな魔晄炉にはチンケなマテリアしかないみたいね
|
|
ここの魔晄炉は失格ねえ
|
ここの魔晄炉は失格ねえ
|
|
私が探してるのはビッグでラージでヒュージなマテリアなのよ。あなた知らない?
|
私が探してるのはビッグでラージでヒュージなマテリアなのよ。あなた知らない?
|
ツォン
|
……存じません。さっそく調査します
|
……存じません。さっそく調査します
|
スカーレット
|
おねがいね。それがあれば究極の兵器がつくれそうなのよ
|
おねがいね。それがあれば究極の兵器がつくれそうなのよ
|
ツォン
|
それは楽しみですね
|
それは楽しみですね
|
スカーレット
|
宝条がいなくなったおかげで私の兵器開発部に予算がた〜っぷりまわってくるの
|
宝条がいなくなったおかげで私の兵器開発部に予算がた〜っぷりまわってくるの
|
ツォン
|
うらやましいかぎりです
|
うらやましいかぎりです
|
スカーレット
|
でもね、せっかく完璧な兵器をつくってもあのバカなハイデッカーに使いこなせるかしら
|
でもね、せっかく完璧な兵器をつくってもあのバカなハイデッカーに使いこなせるかしら
|
ツォン
|
…………
|
…………
|
スカーレット
|
あら、ごめんなさい!ハイデッカーはあなたの上司だったわね!キャハハハハ!
|
あら、ごめんなさい!ハイデッカーはあなたの上司だったわね!キャハハハハ!
|
ツォン
|
…………
|
…………
|
スカーレット
|
行きましょ!
|
行きましょ!
|
|
++コスモキャニオン
|
++コスモキャニオン
|
レッド13
|
ただいま〜! ナナキ、帰りました〜
|
ただいま〜! ナナキ、帰りました〜
|
番人
|
おお、ナナキ! 無事だったか!
|
おお、ナナキ! 無事だったか!
|
|
さあ、ブーゲンハーゲンさまにごあいさつを!
|
さあ、ブーゲンハーゲンさまにごあいさつを!
|
クラウド
|
……ナナキ?
|
……ナナキ?
|
エアリス
|
コスモ……キャニオン? 関係あるのかな?星とか、古代種とか……
|
コスモ……キャニオン? 関係あるのかな?星とか、古代種とか……
|
ユフィ
|
ムフフ……あるかなマテリア?マテリアあるかな?
|
ムフフ……あるかなマテリア?マテリアあるかな?
|
番人
|
ようこそコスモキャニオンへ。この地のことはごぞんじですか?
|
ようこそコスモキャニオンへ。この地のことはごぞんじですか?
|
|
○ 「知っている
|
○ 「知っている
|
|
○ 「知らないな」(OK)
|
○ 「知らないな」(OK)
|
番人
|
では、語らせていただきましょう
|
では、語らせていただきましょう
|
|
ここには世界中から『星命学』を求める人々があつまってきています
|
ここには世界中から『星命学』を求める人々があつまってきています
|
|
んが! 今は定員いっぱいなので中には入れてあげません
|
んが! 今は定員いっぱいなので中には入れてあげません
|
レッド13
|
その人たちにはほんのちょっとだけ世話になったんだ。いれてあげてよ
|
その人たちにはほんのちょっとだけ世話になったんだ。いれてあげてよ
|
番人
|
……そうですか。ナナキがほんのちょっとだけ世話になりましたか。では、どうぞおはいり下さい
|
……そうですか。ナナキがほんのちょっとだけ世話になりましたか。では、どうぞおはいり下さい
|
クラウド
|
ナナキというのは?
|
ナナキというのは?
|
番人
|
ナナキはナナキ。かれの名前です
|
ナナキはナナキ。かれの名前です
|
レッド13
|
これがオイラの……ちがうちがう!……ここが私の故郷だ
|
これがオイラの……ちがうちがう!……ここが私の故郷だ
|
|
私の一族はこの美しい谷と星を理解する人々を守ってくらしてきた
|
私の一族はこの美しい谷と星を理解する人々を守ってくらしてきた
|
|
だが勇ましい戦士であった母は死にふぬけの父は逃げだし一族は私だけになってしまった
|
だが勇ましい戦士であった母は死にふぬけの父は逃げだし一族は私だけになってしまった
|
クラウド
|
ふぬけの父?
|
ふぬけの父?
|
レッド13
|
ああ。父は見下げたふぬけ野郎だ
|
ああ。父は見下げたふぬけ野郎だ
|
|
だから、ここを守るのは残された私の使命だ。私の旅はここで終わりだ
|
だから、ここを守るのは残された私の使命だ。私の旅はここで終わりだ
|
ブーゲンハーゲン
|
お〜い! ナナキ〜! 帰ったのか〜!
|
お〜い! ナナキ〜! 帰ったのか〜!
|
レッド13
|
いまいくよ! じっちゃん!
|
いまいくよ! じっちゃん!
|
|
++レッド13、駆け出す
|
++レッド13、駆け出す
|
ユフィ
|
休も休も休も! アタシたちも休もっ!よし、けってーい!
|
休も休も休も! アタシたちも休もっ!よし、けってーい!
|
|
++バーティー、一時バラバラになる
|
++バーティー、一時バラバラになる
|
|
++ブーゲンの研究所
|
++ブーゲンの研究所
|
レッド13
|
クラウド、この人がブーゲンのじっちゃん
|
クラウド、この人がブーゲンのじっちゃん
|
|
なんでも知ってるすごいじっちゃんさ
|
なんでも知ってるすごいじっちゃんさ
|
ブーゲンハーゲン
|
ホーホーホウ。ナナキがちょっとだけ世話になったようじゃの
|
ホーホーホウ。ナナキがちょっとだけ世話になったようじゃの
|
|
ナナキはまだまだ子供だからのう
|
ナナキはまだまだ子供だからのう
|
レッド13
|
やめてくれよ、じっちゃん! オイラはもう48歳だよ
|
やめてくれよ、じっちゃん! オイラはもう48歳だよ
|
ブーゲンハーゲン
|
ホーホーホウ。ナナキの一族は長命じゃ
|
ホーホーホウ。ナナキの一族は長命じゃ
|
|
48歳といっても人間の年で考えればまだ15、6歳くらいのものじゃ
|
48歳といっても人間の年で考えればまだ15、6歳くらいのものじゃ
|
クラウド
|
15、6歳!?
|
15、6歳!?
|
ブーゲンハーゲン
|
無口で考え深い。あんたはナナキのことを立派な大人だと思っていたのかな?
|
無口で考え深い。あんたはナナキのことを立派な大人だと思っていたのかな?
|
レッド13
|
……じっちゃん。オイラはやく大人になりたいんだよ
|
……じっちゃん。オイラはやく大人になりたいんだよ
|
|
はやくじっちゃんたちを守れるようになりたかったんだよ
|
はやくじっちゃんたちを守れるようになりたかったんだよ
|
ブーゲンハーゲン
|
ホーホーホウ。いかんな、ナナキ。せのびしてはいかん
|
ホーホーホウ。いかんな、ナナキ。せのびしてはいかん
|
|
せのびすると いつかは身をほろぼす
|
せのびすると いつかは身をほろぼす
|
|
天にとどけ、星をもつかめとばかりにつくられた魔晄炉。あれを見たのであろう?
|
天にとどけ、星をもつかめとばかりにつくられた魔晄炉。あれを見たのであろう?
|
|
あれが悪い見本じゃ。上ばかり見ていて自分の身のほどを忘れておる
|
あれが悪い見本じゃ。上ばかり見ていて自分の身のほどを忘れておる
|
|
この星が死ぬときになってやっと気づくのじゃ。自分が何も知らないことにな
|
この星が死ぬときになってやっと気づくのじゃ。自分が何も知らないことにな
|
クラウド
|
……星が死ぬ?
|
……星が死ぬ?
|
ブーゲンハーゲン
|
ホーホーホウ。明日か100年後か……それほど遠くはない
|
ホーホーホウ。明日か100年後か……それほど遠くはない
|
クラウド
|
どうしてそんなことがわかるんだ?
|
どうしてそんなことがわかるんだ?
|
ブーゲンハーゲン
|
星の悲鳴が聞こえるのじゃ
|
星の悲鳴が聞こえるのじゃ
|
|
++クラウド、上を見渡す
|
++クラウド、上を見渡す
|
クラウド
|
これは?
|
これは?
|
ブーゲンハーゲン
|
天に輝く星の音。こうしているうちにも星は生まれ、死ぬ
|
天に輝く星の音。こうしているうちにも星は生まれ、死ぬ
|
|
++変な音が聞こえてくる
|
++変な音が聞こえてくる
|
クラウド
|
今のは?
|
今のは?
|
ブーゲンハーゲン
|
ホーホーホウ。この星のさけびじゃ
|
ホーホーホウ。この星のさけびじゃ
|
|
痛い、苦しい……そんなふうに聞こえるじゃろ?
|
痛い、苦しい……そんなふうに聞こえるじゃろ?
|
レッド13
|
クラウドたちは星の命を救うために旅をしているんだ
|
クラウドたちは星の命を救うために旅をしているんだ
|
|
じっちゃんのじまんのアレを見せてやったらどうかな
|
じっちゃんのじまんのアレを見せてやったらどうかな
|
ブーゲンハーゲン
|
ホーホーホウ!星を救う! ホーホーホウ!
|
ホーホーホウ!星を救う! ホーホーホウ!
|
|
そんなことは不可能じゃ。人間なんぞに何ができる
|
そんなことは不可能じゃ。人間なんぞに何ができる
|
|
しかし、なんじゃ。わしのじまんのアレを見るのはけしてムダではなかろう
|
しかし、なんじゃ。わしのじまんのアレを見るのはけしてムダではなかろう
|
住人
|
ブーゲンハーゲンさま〜!
|
ブーゲンハーゲンさま〜!
|
|
++そこへ住人が来る
|
++そこへ住人が来る
|
住人
|
またヘンテコな人たちがいっぱいきましたです〜
|
またヘンテコな人たちがいっぱいきましたです〜
|
ブーゲンハーゲン
|
なんじゃ、急にさわがしくなったな
|
なんじゃ、急にさわがしくなったな
|
レッド13
|
ああ、その人たちもクラウドの仲間だ。オイラが行くよ
|
ああ、その人たちもクラウドの仲間だ。オイラが行くよ
|
|
そうだクラウド。誰かつれておいでよ
|
そうだクラウド。誰かつれておいでよ
|
|
じっちゃんのアレは定員3名だからね
|
じっちゃんのアレは定員3名だからね
|
エアリス
|
きれい……ホントの宇宙みたい。ね、クラウド?
|
きれい……ホントの宇宙みたい。ね、クラウド?
|
ブーゲンハーゲン
|
ほほ、そうじゃろう。これがワシのじまんの実験室じゃ
|
ほほ、そうじゃろう。これがワシのじまんの実験室じゃ
|
|
この宇宙の仕組みが全てこの立体ホログラフィシステムにインプットされておる
|
この宇宙の仕組みが全てこの立体ホログラフィシステムにインプットされておる
|
エアリス
|
あっ! 流れ星!
|
あっ! 流れ星!
|
|
うわ〜、ステキ
|
うわ〜、ステキ
|
ブーゲンハーゲン
|
ホーホーホウ。そうじゃろ、すごいじゃろ
|
ホーホーホウ。そうじゃろ、すごいじゃろ
|
|
さて、そろそろ本題に入ろうかの
|
さて、そろそろ本題に入ろうかの
|
|
人間は……いつか死ぬ。死んだらどうなる?
|
人間は……いつか死ぬ。死んだらどうなる?
|
|
身体は朽ち、星に帰る。これは広く知られているな。では、意識、心、精神はどうじゃ?
|
身体は朽ち、星に帰る。これは広く知られているな。では、意識、心、精神はどうじゃ?
|
|
じつは精神も同じく星に帰るのじゃな
|
じつは精神も同じく星に帰るのじゃな
|
|
人間だけじゃない。この星、いや宇宙に生きるものすべてひとしく
|
人間だけじゃない。この星、いや宇宙に生きるものすべてひとしく
|
|
星に帰った精神はまざりあい、星をかけめぐる
|
星に帰った精神はまざりあい、星をかけめぐる
|
|
星をかけめぐり、まざり、分かれ『ライフストリーム』と呼ばれるうねりとなる
|
星をかけめぐり、まざり、分かれ『ライフストリーム』と呼ばれるうねりとなる
|
|
ライフストリーム……すなわち星をめぐる精神的なエネルギーの道じゃな
|
ライフストリーム……すなわち星をめぐる精神的なエネルギーの道じゃな
|
|
『精神エネルギー』この言葉を忘れてはいかん
|
『精神エネルギー』この言葉を忘れてはいかん
|
|
新しい命……子供たちは精神エネルギーの祝福を受けてうまれてくる
|
新しい命……子供たちは精神エネルギーの祝福を受けてうまれてくる
|
|
そして、時が来て、死に また星に帰る……
|
そして、時が来て、死に また星に帰る……
|
|
むろんいくつかの例外はあるがこれがこの世界の仕組みじゃ
|
むろんいくつかの例外はあるがこれがこの世界の仕組みじゃ
|
|
いろいろ話してしまったがまあ、これを見たらわかるじゃろ
|
いろいろ話してしまったがまあ、これを見たらわかるじゃろ
|
|
++星の上に人間と一本の木が立っていて、それがライフストリームになるまでのシミュレーションが展開される
|
++星の上に人間と一本の木が立っていて、それがライフストリームになるまでのシミュレーションが展開される
|
ブーゲンハーゲン
|
精神エネルギーのおかげで木や鳥や人間は……
|
精神エネルギーのおかげで木や鳥や人間は……
|
|
いやいや生き物だけではない。星が星であるためには精神エネルギーが必要なんじゃ
|
いやいや生き物だけではない。星が星であるためには精神エネルギーが必要なんじゃ
|
|
その精神エネルギーがなくなったらどうなる?
|
その精神エネルギーがなくなったらどうなる?
|
|
++ブーゲンハーゲン、シミュレーション上のライフストリームを消す。→星が朽ち果て、黒く変色していき、しまいに崩れ去る
|
++ブーゲンハーゲン、シミュレーション上のライフストリームを消す。→星が朽ち果て、黒く変色していき、しまいに崩れ去る
|
ブーゲンハーゲン
|
……これが星命学の基本じゃな
|
……これが星命学の基本じゃな
|
クラウド
|
精神エネルギーが失われると星が滅びる……
|
精神エネルギーが失われると星が滅びる……
|
ブーゲンハーゲン
|
ホーホーホウ。精神エネルギーは自然の流れの中でこそその役割を果たすのじゃ
|
ホーホーホウ。精神エネルギーは自然の流れの中でこそその役割を果たすのじゃ
|
|
むりやり吸い上げられ加工された精神エネルギーは本来の役割を果たさん
|
むりやり吸い上げられ加工された精神エネルギーは本来の役割を果たさん
|
クラウド
|
魔晄エネルギーのことを言ってるのか?
|
魔晄エネルギーのことを言ってるのか?
|
ブーゲンハーゲン
|
魔晄炉に吸い上げられずんずん減っていく精神エネルギー
|
魔晄炉に吸い上げられずんずん減っていく精神エネルギー
|
|
魔晄炉によって過度に凝縮される精神エネルギー。魔晄エネルギーなど名づけられ使いすてられているのは、すべて星の命じゃ
|
魔晄炉によって過度に凝縮される精神エネルギー。魔晄エネルギーなど名づけられ使いすてられているのは、すべて星の命じゃ
|
|
すなわち魔晄エネルギーはこの星を滅ぼすのみ……じゃ
|
すなわち魔晄エネルギーはこの星を滅ぼすのみ……じゃ
|
|
++とりあえず下りる
|
++とりあえず下りる
|
ブーゲンハーゲン
|
星の話……星とともに生きた者の話……
|
星の話……星とともに生きた者の話……
|
|
もっと知りたいかの?それなら長老たちの話を聞くとよかろう
|
もっと知りたいかの?それなら長老たちの話を聞くとよかろう
|
|
ナナキが? 父親をふぬけと?
|
ナナキが? 父親をふぬけと?
|
|
そうか……ナナキがそんなことを……
|
そうか……ナナキがそんなことを……
|
|
++たき火の前で、みんなが集まる
|
++たき火の前で、みんなが集まる
|
バレット
|
コスモキャニオン……アバランチの生まれた場所……
|
コスモキャニオン……アバランチの生まれた場所……
|
|
あいつらと約束してた。いつか……神羅からこの星をすくったその時にはコスモキャニオンへ行って祝杯をあげよう……
|
あいつらと約束してた。いつか……神羅からこの星をすくったその時にはコスモキャニオンへ行って祝杯をあげよう……
|
|
ビッグス…… ウェッジ…… ジェシー……
|
ビッグス…… ウェッジ…… ジェシー……
|
|
みんな……みんないなくなっちまった……この星を守るために
|
みんな……みんないなくなっちまった……この星を守るために
|
|
……本当に? この星の命を守るため?
|
……本当に? この星の命を守るため?
|
|
オレたちは……オレは……神羅が憎かっただけ……
|
オレたちは……オレは……神羅が憎かっただけ……
|
|
そのオレに……これ以上旅をつづける資格はあるのか?
|
そのオレに……これ以上旅をつづける資格はあるのか?
|
|
あいつらは……それを許してくれるのか?
|
あいつらは……それを許してくれるのか?
|
|
……今はわからねえ。だがよ、オレはきめたんだ
|
……今はわからねえ。だがよ、オレはきめたんだ
|
|
オレが何かすることでこの星が……この星にすむ人間がすくわれるなら、オレはやるぜ
|
オレが何かすることでこの星が……この星にすむ人間がすくわれるなら、オレはやるぜ
|
|
正義だとか復讐だとかそんなことは他のやつらが勝手に決めりゃいい
|
正義だとか復讐だとかそんなことは他のやつらが勝手に決めりゃいい
|
|
うおおおお! オレはやるぜ!!
|
うおおおお! オレはやるぜ!!
|
|
もう一度……もう一度アバランチの結成だ!
|
もう一度……もう一度アバランチの結成だ!
|
レッド13
|
……ずっとむかし
|
……ずっとむかし
|
|
オイラが本当に子どものころだ。あの日も、やっぱりみんなでこの火をかこんで……
|
オイラが本当に子どものころだ。あの日も、やっぱりみんなでこの火をかこんで……
|
|
やっぱり話すのや〜めた
|
やっぱり話すのや〜めた
|
クラウド
|
どうしたんだ?
|
どうしたんだ?
|
レッド13
|
オイラの両親のことだからさ
|
オイラの両親のことだからさ
|
|
母さんの話をするとオイラの胸はほこらしい気持ちではちきれそうになる
|
母さんの話をするとオイラの胸はほこらしい気持ちではちきれそうになる
|
|
それはいいんだ。でも、父親のことを思い出すとオイラの胸は怒りで……
|
それはいいんだ。でも、父親のことを思い出すとオイラの胸は怒りで……
|
|
++そこへ、ブーゲンハーゲンが来る
|
++そこへ、ブーゲンハーゲンが来る
|
ブーゲンハーゲン
|
……やはり父親が許せないか
|
……やはり父親が許せないか
|
レッド13
|
当たりまえだよ。あいつは……母さんを見殺しにしたんだ
|
当たりまえだよ。あいつは……母さんを見殺しにしたんだ
|
|
ギ族が攻めてきたときあいつは1人で逃げ出した。母さんと谷の人たちを放り出してさ!
|
ギ族が攻めてきたときあいつは1人で逃げ出した。母さんと谷の人たちを放り出してさ!
|
ブーゲンハーゲン
|
……来るがよい、ナナキ。おまえにみせたいものがある
|
……来るがよい、ナナキ。おまえにみせたいものがある
|
レッド13
|
……?
|
……?
|
ブーゲンハーゲン
|
ちょっとばかり危険な場所だ
|
ちょっとばかり危険な場所だ
|
|
クラウドよ。おまえと、あと1人いっしょに来てくれんか
|
クラウドよ。おまえと、あと1人いっしょに来てくれんか
|
|
++パーティー組替え:クラウド・レッド13・ティファ
|
++パーティー組替え:クラウド・レッド13・ティファ
|
ブーゲンハーゲン
|
なんということじゃ……
|
なんということじゃ……
|
レッド13
|
じっちゃん、こいつは……!?
|
じっちゃん、こいつは……!?
|
ブーゲンハーゲン
|
死してなお……ギ族の亡霊が……よどんだ大気のように……
|
死してなお……ギ族の亡霊が……よどんだ大気のように……
|
|
これは……いかん!!
|
これは……いかん!!
|
|
++戦闘:ギ・ナタタク(後列)&ソウルファアA&B
|
++戦闘:ギ・ナタタク(後列)&ソウルファアA&B
|
|
++ギ・ナタタク(後列)&ソウルファアA&Bを撃破
|
++ギ・ナタタク(後列)&ソウルファアA&Bを撃破
|
|
++戦闘終了
|
++戦闘終了
|
ブーゲンハーゲン
|
……ありがとう、クラウド。あんたたちのおかげでなんとか助かったよ
|
……ありがとう、クラウド。あんたたちのおかげでなんとか助かったよ
|
|
ナナキもいつのまにか、ずいぶん強くなっていたんじゃな
|
ナナキもいつのまにか、ずいぶん強くなっていたんじゃな
|
レッド13
|
へへへ……そうかな?
|
へへへ……そうかな?
|
ブーゲンハーゲン
|
やはりお前を連れてきたのは間違いではなかったようじゃ……
|
やはりお前を連れてきたのは間違いではなかったようじゃ……
|
|
さ、お前に見せたいものは すぐそこじゃよ
|
さ、お前に見せたいものは すぐそこじゃよ
|
|
++セトの壁
|
++セトの壁
|
レッド13
|
ここは……
|
ここは……
|
ブーゲンハーゲン
|
……その戦士はここでギ族と戦った
|
……その戦士はここでギ族と戦った
|
|
ギ族が一歩たりともコスモキャニオンに入りこめないようにな
|
ギ族が一歩たりともコスモキャニオンに入りこめないようにな
|
|
そして自分は二度と村へもどることはなかった……
|
そして自分は二度と村へもどることはなかった……
|
|
見るがいいナナキ。おまえの父、戦士セトの姿を
|
見るがいいナナキ。おまえの父、戦士セトの姿を
|
|
++そこには、矢があちこちに突き刺さって耐えている、石化したセトの姿があった
|
++そこには、矢があちこちに突き刺さって耐えている、石化したセトの姿があった
|
レッド13
|
……あれが……あれが……セト……?
|
……あれが……あれが……セト……?
|
ブーゲンハーゲン
|
セトはあそこでギ族と戦いつつげた。この谷を守りつづけた
|
セトはあそこでギ族と戦いつつげた。この谷を守りつづけた
|
|
ギ族の毒矢で体を石にされても……ギ族がすべて逃げだしたあとも……戦士セトはここを守りつづけた
|
ギ族の毒矢で体を石にされても……ギ族がすべて逃げだしたあとも……戦士セトはここを守りつづけた
|
|
いまもこうして守りつづけている
|
いまもこうして守りつづけている
|
レッド13
|
いまも……
|
いまも……
|
ブーゲンハーゲン
|
たとえ、逃げだしたひきょうものと思われても、たった1人、命をかけてコスモキャニオンを守ったんじゃ
|
たとえ、逃げだしたひきょうものと思われても、たった1人、命をかけてコスモキャニオンを守ったんじゃ
|
|
それがおまえの父親セトじゃ
|
それがおまえの父親セトじゃ
|
レッド13
|
あれが……あれがセト? ……!?母さんはこのことを?
|
あれが……あれがセト? ……!?母さんはこのことを?
|
ブーゲンハーゲン
|
ホーホーホウ……知っておったよ。2人はあの時、わしに頼んだんじゃ。この洞窟は封印してくれとな
|
ホーホーホウ……知っておったよ。2人はあの時、わしに頼んだんじゃ。この洞窟は封印してくれとな
|
|
わし1人で封印しそのことを誰にも話してはいけない
|
わし1人で封印しそのことを誰にも話してはいけない
|
|
こんな洞窟のことは忘れた方がいいから、と言ってな
|
こんな洞窟のことは忘れた方がいいから、と言ってな
|
レッド13
|
…………
|
…………
|
ブーゲンハーゲン
|
……クラウド。勝手を言ってすまないがわしら、2人きりにしてくれんかの
|
……クラウド。勝手を言ってすまないがわしら、2人きりにしてくれんかの
|
|
++クラウド、うなずいて、去る。→ティファも遅れて、去る
|
++クラウド、うなずいて、去る。→ティファも遅れて、去る
|
ブーゲンハーゲン
|
ナナキよ。クラウドたちと旅をつづけるのじゃ
|
ナナキよ。クラウドたちと旅をつづけるのじゃ
|
レッド13
|
じっちゃん!?
|
じっちゃん!?
|
ブーゲンハーゲン
|
聞くのじゃ、ナナキ
|
聞くのじゃ、ナナキ
|
|
クラウドたちは星を救うなどと言っておるな
|
クラウドたちは星を救うなどと言っておるな
|
|
正直なところ、そんなことができるとは、わしには思えん
|
正直なところ、そんなことができるとは、わしには思えん
|
|
この星のすべての魔晄炉を止めても星の死は、ほんの少しのびるだけじゃ。セフィロスとやらを倒しても同じこと。かたちあるものは必ず滅す、じゃ
|
この星のすべての魔晄炉を止めても星の死は、ほんの少しのびるだけじゃ。セフィロスとやらを倒しても同じこと。かたちあるものは必ず滅す、じゃ
|
|
だがな、ナナキ。わしは最近考えるんじゃ
|
だがな、ナナキ。わしは最近考えるんじゃ
|
|
こんなにも星が苦しんでいるのに星の一員、いや一部であるわしらにできることは本当に何もないのか、とな
|
こんなにも星が苦しんでいるのに星の一員、いや一部であるわしらにできることは本当に何もないのか、とな
|
|
結果はどうなろうと何かやることが大切なのではないか?
|
結果はどうなろうと何かやることが大切なのではないか?
|
|
わしは運命を受け入れすぎるのではないか?
|
わしは運命を受け入れすぎるのではないか?
|
|
だが、何かをするにはわしは年をとりすぎた……
|
だが、何かをするにはわしは年をとりすぎた……
|
|
ことしで130歳じゃよ。ホーホーホウ、じゃ
|
ことしで130歳じゃよ。ホーホーホウ、じゃ
|
|
だからナナキよ、行けい!わしの代わりにすべてを見とどけるんじゃ
|
だからナナキよ、行けい!わしの代わりにすべてを見とどけるんじゃ
|
レッド13
|
じっちゃん……
|
じっちゃん……
|
ブーゲンハーゲン
|
おまえがここを離れる前にどうしても父親の真実の姿を見せておきたかったんじゃ……
|
おまえがここを離れる前にどうしても父親の真実の姿を見せておきたかったんじゃ……
|
|
わしが生きてるうちにおまえが帰ってきてよかったわい
|
わしが生きてるうちにおまえが帰ってきてよかったわい
|
レッド13
|
じっちゃん……さみしいこと言うなよ。じっちゃんがいなくなるなんてオイラ……
|
じっちゃん……さみしいこと言うなよ。じっちゃんがいなくなるなんてオイラ……
|
ブーゲンハーゲン
|
ホーホーホウ。わしはじゅうぶん生きたよ
|
ホーホーホウ。わしはじゅうぶん生きたよ
|
レッド13
|
じっちゃん!生きててくれなくちゃダメだ!
|
じっちゃん!生きててくれなくちゃダメだ!
|
|
オイラは見とどける
|
オイラは見とどける
|
|
星がどうなるのかを見とどけてそして帰ってくる。じっちゃんに報告すために
|
星がどうなるのかを見とどけてそして帰ってくる。じっちゃんに報告すために
|
ブーゲンハーゲン
|
ナナキ……
|
ナナキ……
|
レッド13
|
オイラはコスモキャニオンのナナキ。戦士セトの息子だ!
|
オイラはコスモキャニオンのナナキ。戦士セトの息子だ!
|
|
その名にはじない戦士になって帰ってくる!だから、じっちゃん!
|
その名にはじない戦士になって帰ってくる!だから、じっちゃん!
|
|
++すると、上から涙の雫が落ちてくる
|
++すると、上から涙の雫が落ちてくる
|
ブーゲンハーゲン
|
あれは……セトの……おお……セト……
|
あれは……セトの……おお……セト……
|
レッド13
|
セト…… 父……さん……
|
セト…… 父……さん……
|
|
++石化したセトの目から涙がこぼれおちる中、レッド13、雄叫びを繰り返す
|
++石化したセトの目から涙がこぼれおちる中、レッド13、雄叫びを繰り返す
|