++希望1 | ++希望1 |
++ミディール | ++ミディール | |
おじいさん | ほい。こんにちわ、べっぴんさん。ここは、ミディール。のどかな温泉村じゃよ | ほい。こんにちわ、べっぴんさん。ここは、ミディール。のどかな温泉村じゃよ |
わしらのような年寄りがのんびりくらすにはうってつけの場所じゃて | わしらのような年寄りがのんびりくらすにはうってつけの場所じゃて | |
どうも外では、なにやら大変なことになっとるらしいがまだここは静かなもんじゃよ | どうも外では、なにやら大変なことになっとるらしいがまだここは静かなもんじゃよ |
++ティファ、のら犬を見つける | ++ティファ、のら犬を見つける | |
ティファ | どうしたの、おまえ? ひとりぼっちなの? | どうしたの、おまえ? ひとりぼっちなの? |
見失っちゃったのね 大切なだれかを……?バカだね…… | 見失っちゃったのね 大切なだれかを……?バカだね…… | |
++すると、すぐ近くで話し声が聞こえる | ++すると、すぐ近くで話し声が聞こえる | |
住民A | ……もう一週間にもなるかの海岸にうちあげられた……あの、ツンツン頭の若いの…… | ……もう一週間にもなるかの海岸にうちあげられた……あの、ツンツン頭の若いの…… |
住民B | ああ、ムゴイこっちゃが……でも、ありゃどうも変だで……どでかい長剣、にぎりしめて…… | ああ、ムゴイこっちゃが……でも、ありゃどうも変だで……どでかい長剣、にぎりしめて…… |
なんや不吉な気がするんや。なんちゅうても、ほれ……あの、ふしぎな青い目…… | なんや不吉な気がするんや。なんちゅうても、ほれ……あの、ふしぎな青い目…… | |
ティファ | えッ!? | えッ!? |
ちょ……ちょっと待ってください!!いま、なんて!? | ちょ……ちょっと待ってください!!いま、なんて!? | |
すみません!いまの話の若い人って……もしかして…… | すみません!いまの話の若い人って……もしかして…… | |
住民A | ああ……この先の海岸で村の者が見つけたんじゃよ……。もう一週間ほど前のことじゃ | ああ……この先の海岸で村の者が見つけたんじゃよ……。もう一週間ほど前のことじゃ |
住民B | うん、かわいそうに……。ありゃ、かなり遠くから流されて来たんやで…… | うん、かわいそうに……。ありゃ、かなり遠くから流されて来たんやで…… |
ティファ | クラウドよ!! まちがいない!!クラウドだわ!! | クラウドよ!! まちがいない!!クラウドだわ!! |
シド | へっ、やったな、ティファ | へっ、やったな、ティファ |
ケット・シー | よっしゃ、大当たりや! | よっしゃ、大当たりや! |
ティファ | それで、その人は!? 無事なんですか!?いま、どこに……!? | それで、その人は!? 無事なんですか!?いま、どこに……!? |
住民A | ああ……この先の……ほれ、その治療所に…… | ああ……この先の……ほれ、その治療所に…… |
ティファ | 生きてる……! | 生きてる……! |
クラウドが……クラウドが生きてる!! | クラウドが……クラウドが生きてる!! | |
++ティファ、駆け出す | ++ティファ、駆け出す | |
ティファ | クラウド……!! | クラウド……!! |
ケット・シー | ちょっと待って〜や! | ちょっと待って〜や! |
++治療所 | ++治療所 | |
ティファ | クラウド!? | クラウド!? |
ドクター | おやおや。そんなにあわててメテオでも降って来たかね おじょうさん? | おやおや。そんなにあわててメテオでも降って来たかね おじょうさん? |
ティファ | すみません、どうやら友人がこちらでお世話になってるらしいと聞いたもので…… | すみません、どうやら友人がこちらでお世話になってるらしいと聞いたもので…… |
ドクター | 友人……? | 友人……? |
ああ……! あの若者のことか!? | ああ……! あの若者のことか!? | |
安心なさい。君の友人なら、となりの部屋だよ。ただ、まだ具合が…… | 安心なさい。君の友人なら、となりの部屋だよ。ただ、まだ具合が…… | |
ティファ | こちらですか? | こちらですか? |
失礼します! | 失礼します! | |
++ティファ、すぐさまクラウドのもとへ | ++ティファ、すぐさまクラウドのもとへ | |
ティファ | クラウド……!? | クラウド……!? |
++そこには、車イスに座っているクラウドがいた | ++そこには、車イスに座っているクラウドがいた | |
ティファ | ああ……クラウド!!よかった、無事だったのね!? | ああ……クラウド!!よかった、無事だったのね!? |
……!? | ……!? | |
クラウド……? | クラウド……? | |
クラウド | う……ああ……? | う……ああ……? |
ティファ | ど……どうしたの……クラウド……? | ど……どうしたの……クラウド……? |
クラウド | あ……。ぐげ……? | あ……。ぐげ……? |
ティファ | クラウド! どうしちゃったの……!? | クラウド! どうしちゃったの……!? |
ドクター | 魔晄中毒だよ……。それも、かなり重度の、ね…… | 魔晄中毒だよ……。それも、かなり重度の、ね…… |
どうもこの若者は強烈な魔晄エネルギーに長時間さらされたようだな | どうもこの若者は強烈な魔晄エネルギーに長時間さらされたようだな | |
おそらく、自分が誰なのか自分がいまどこにいるのかすら理解していないだろう…… | おそらく、自分が誰なのか自分がいまどこにいるのかすら理解していないだろう…… | |
かわいそうだが、君の声もとどいてはいまい……。本当の彼は別の場所にいるんだ | かわいそうだが、君の声もとどいてはいまい……。本当の彼は別の場所にいるんだ | |
誰もいったことがないような遠い場所に……ひとりぼっちでね…… | 誰もいったことがないような遠い場所に……ひとりぼっちでね…… | |
ティファ | そんな……!! | そんな……!! |
シド | チ……ひでえ話だ | チ……ひでえ話だ |
ケット・シー | あんまりやなぁ…… | あんまりやなぁ…… |
ティファ | クラウド…… | クラウド…… |
ドクター | コホン! わたしたちはちょっと席をはずすとしようか | コホン! わたしたちはちょっと席をはずすとしようか |
さあ、君たちも、一緒に……。外で待っていよう | さあ、君たちも、一緒に……。外で待っていよう | |
++ティファ、クラウド以外、全員退出する | ++ティファ、クラウド以外、全員退出する |
ティファ | どうして……?どうして、こんなことに……! | どうして……?どうして、こんなことに……! |
おねがい、クラウド……。こたえてよ…… | おねがい、クラウド……。こたえてよ…… | |
ちゃんと私のこと見てるって私の声が聞こえるって……言ってよ、ねえ…… | ちゃんと私のこと見てるって私の声が聞こえるって……言ってよ、ねえ…… | |
++クラウドはただ、しきりに首を上下に振っているだけで、何も反応はない | ++クラウドはただ、しきりに首を上下に振っているだけで、何も反応はない | |
ティファ | あなたとの思い出を信じたくてここまで来たのに…… | あなたとの思い出を信じたくてここまで来たのに…… |
こんなの、ないよ……! ひどすぎるよ…… | こんなの、ないよ……! ひどすぎるよ…… | |
ああ、クラウド……! 私…… | ああ、クラウド……! 私…… |
++外では… | ++外では… | |
シド | なあ、先生さんよ。ほんとうのところを教えてくれよ | なあ、先生さんよ。ほんとうのところを教えてくれよ |
クラウドのヤツはどうなんだ?ちゃんと元にもどるのか? | クラウドのヤツはどうなんだ?ちゃんと元にもどるのか? | |
ドクター | くりかえすが彼は重度の魔晄中毒だ。あそこまでひどいのは、わたしも見たことがない…… | くりかえすが彼は重度の魔晄中毒だ。あそこまでひどいのは、わたしも見たことがない…… |
魔晄エネルギー内に潜むぼうだいな知識の量……。それがいっぺんに彼の頭の中に流れこんだんだろう…… | 魔晄エネルギー内に潜むぼうだいな知識の量……。それがいっぺんに彼の頭の中に流れこんだんだろう…… | |
ふつうの人間にはたえきれるものじゃない……。生きているだけでも、きせきだ! | ふつうの人間にはたえきれるものじゃない……。生きているだけでも、きせきだ! | |
シド | ムリねえかあ……。ライフストリームに落ちてここまで流されて来たんじゃなあ | ムリねえかあ……。ライフストリームに落ちてここまで流されて来たんじゃなあ |
ドクター | しかし、どんなところにも希望の光はある。あきらめては、いけない | しかし、どんなところにも希望の光はある。あきらめては、いけない |
いいかい、君たちが希望をすててしまったら……いったい彼はどこへ帰ればいいというのかね? | いいかい、君たちが希望をすててしまったら……いったい彼はどこへ帰ればいいというのかね? | |
シド | ……。希望か…… | ……。希望か…… |
たしかにいま、オレたちに残されてるのは、そいつだけかもしれねえなあ…… | たしかにいま、オレたちに残されてるのは、そいつだけかもしれねえなあ…… | |
++そこへ、ティファが来る | ++そこへ、ティファが来る | |
ティファ | ……… | ……… |
シド | だいじょうぶか? | だいじょうぶか? |
ティファ | ええ……。心配かけて、ごめんなさい。「それで……ちょっとみんなに話があるんだけど…… | ええ……。心配かけて、ごめんなさい。「それで……ちょっとみんなに話があるんだけど…… |
++また再び治療所へ | ++また再び治療所へ | |
ティファ | 話っていうのは、ほかでもないクラウドのことなんだけど…… | 話っていうのは、ほかでもないクラウドのことなんだけど…… |
私……彼のそばにいてあげたいの…… | 私……彼のそばにいてあげたいの…… | |
シド | ああ、わかってるって。なにも言うねぇ | ああ、わかってるって。なにも言うねぇ |
ケット・シー | ティファさんがかんびょうしてくれるんやったら、クラウドさんと代わってほしいくらいですわ | ティファさんがかんびょうしてくれるんやったら、クラウドさんと代わってほしいくらいですわ |
ティファ | ゴメンね、みんな……。こんな時に…… | ゴメンね、みんな……。こんな時に…… |
シド | いいってことよ。オレ様も、また顔を出すからよ | いいってことよ。オレ様も、また顔を出すからよ |
ケット・シー | クラウドさん、はよようなるとええのにな | クラウドさん、はよようなるとええのにな |
ティファ | うん…… | うん…… |
シド | よし、それじゃオレ様のハイウインドにもどるとするか | よし、それじゃオレ様のハイウインドにもどるとするか |
++一同、ハイウインドに戻る | ++一同、ハイウインドに戻る | |
バレット | さ〜て、どうするよっ!オレたちに出来ることはなんだ? | さ〜て、どうするよっ!オレたちに出来ることはなんだ? |
ん〜っ? なんかねえのか? | ん〜っ? なんかねえのか? | |
クラウドの回復を待つなんてのはナシにしてくれよな | クラウドの回復を待つなんてのはナシにしてくれよな | |
ケット・シー | あの〜、情報があるんですけど | あの〜、情報があるんですけど |
バレット | おう! 逆スパイか? | おう! 逆スパイか? |
ケット・シー | はぁ……もう、開きなおりましたわ | はぁ……もう、開きなおりましたわ |
ガハハハとキャハハのふたりがなんや、やらかすようです | ガハハハとキャハハのふたりがなんや、やらかすようです | |
盗み聞きでも、しましょか | 盗み聞きでも、しましょか |
++盗聴機かなんかで、神羅ビル会議室66階会議室の会話が聞こえる | ++盗聴機かなんかで、神羅ビル会議室66階会議室の会話が聞こえる | |
ルーファウス | さて……我々はふたつの課題を抱えている | さて……我々はふたつの課題を抱えている |
1 メテオの破壊 2北の大空洞のバリアを取り除きセフィロスを倒す | 1 メテオの破壊 2北の大空洞のバリアを取り除きセフィロスを倒す | |
何か作戦は? | 何か作戦は? | |
ハイデッカー | ガハハハハハ!すでに最初の課題はクリアも同然! | ガハハハハハ!すでに最初の課題はクリアも同然! |
メテオはまもなくコッパミジンですな! | メテオはまもなくコッパミジンですな! | |
そのための作戦はすでに実行に移しておるのです。それは各地のヒュージマテリアの回収なのです | そのための作戦はすでに実行に移しておるのです。それは各地のヒュージマテリアの回収なのです | |
ルーファウス | ほう…… | ほう…… |
スカーレット | ヒュージマテリアは魔晄炉内で圧縮されて生成される高度に集積された特別なマテリア | ヒュージマテリアは魔晄炉内で圧縮されて生成される高度に集積された特別なマテリア |
そこから引き出されるエネルギーは通常のマテリアの330超倍! | そこから引き出されるエネルギーは通常のマテリアの330超倍! | |
キャハハハ! すごいでしょ! | キャハハハ! すごいでしょ! | |
そのヒュージマテリアを一同に集めてメテオにぶつけるの | そのヒュージマテリアを一同に集めてメテオにぶつけるの | |
そりゃあもう大爆発!!メテオなんか文字どおり打ちくだいちゃうってわけよ | そりゃあもう大爆発!!メテオなんか文字どおり打ちくだいちゃうってわけよ | |
ルーファウス | メテオにぶつける?我々の技術で可能なのか? | メテオにぶつける?我々の技術で可能なのか? |
スカーレット | それはご心配なく! | それはご心配なく! |
それよりも、まずは各地のヒュージマテリアを回収すること | それよりも、まずは各地のヒュージマテリアを回収すること | |
ハイデッカー | すでにニブルヘイムは回収終了。残るはコレルとコンドルフォート | すでにニブルヘイムは回収終了。残るはコレルとコンドルフォート |
コレルはすでに軍隊を向かわせております | コレルはすでに軍隊を向かわせております | |
ガハハハハハ! | ガハハハハハ! |
バレット | コレルだと〜!! | コレルだと〜!! |
これ以上コレルをどうしようってんだ! | これ以上コレルをどうしようってんだ! | |
レッド13 | それにヒュージマテリア…… | それにヒュージマテリア…… |
大きなマテリアのことでしょ?オイラ、聞いたことがあるんだ | 大きなマテリアのことでしょ?オイラ、聞いたことがあるんだ | |
えっと、オイラたちの小さなマテリアを大きなマテリアに近づけると何かがおこるはずだよ、きっと | えっと、オイラたちの小さなマテリアを大きなマテリアに近づけると何かがおこるはずだよ、きっと | |
だからオイラたちがマテリアの力を借りて戦いを続けるのなら…… | だからオイラたちがマテリアの力を借りて戦いを続けるのなら…… | |
バレット | ヒュージマテリアを神羅に渡すわけにはいかねえ! | ヒュージマテリアを神羅に渡すわけにはいかねえ! |
それによ、クラウドが帰ってきたらヒュージマテリア見せてよびっくりさせてやろうぜ | それによ、クラウドが帰ってきたらヒュージマテリア見せてよびっくりさせてやろうぜ | |
ケット・シー | なぁ〜んや、バレットさん | なぁ〜んや、バレットさん |
なんやかんや、言うてもクラウドさんが帰ってきはったらええなと思ってはるんや | なんやかんや、言うてもクラウドさんが帰ってきはったらええなと思ってはるんや | |
バレット | いいじゃねえか、そんなことはよ。それより、なんだ…… | いいじゃねえか、そんなことはよ。それより、なんだ…… |
団体行動にはリーダーが必要だ | 団体行動にはリーダーが必要だ | |
リーダーはオレだ! | リーダーはオレだ! | |
そう言いてえところだがオレはリーダーには向いてねえ | そう言いてえところだがオレはリーダーには向いてねえ | |
最近気づいたんだけどよ | 最近気づいたんだけどよ | |
んなわけでよ…… | んなわけでよ…… | |
シド | ZZZZZZZZ…… | ZZZZZZZZ…… |
ZZZZ……? | ZZZZ……? | |
おっ!? な、なんでい! | おっ!? な、なんでい! | |
バレット | あんたがリーダーに決まった | あんたがリーダーに決まった |
シド | そんな面倒なことはイヤだぜ | そんな面倒なことはイヤだぜ |
バレット | これからの戦いにはあんたと、あんたのこの飛空艇ハイウインドが必要なんだ | これからの戦いにはあんたと、あんたのこの飛空艇ハイウインドが必要なんだ |
これは星を救う船だぜ。その大切な船を仕切ってるのは誰だ?あんただろ? | これは星を救う船だぜ。その大切な船を仕切ってるのは誰だ?あんただろ? | |
だからオレたちのリーダーはシド、あんたしか考えられねえ | だからオレたちのリーダーはシド、あんたしか考えられねえ | |
シド | へ……星を救う船か。……ちょっと熱いじゃねえか | へ……星を救う船か。……ちょっと熱いじゃねえか |
今のはハートにズンと来たぜ | 今のはハートにズンと来たぜ | |
オレ様も男だ! | オレ様も男だ! | |
やったろうじゃねえか!オレ様についてきやがれ! | やったろうじゃねえか!オレ様についてきやがれ! | |
バレット | ということで最初の仕事だ | ということで最初の仕事だ |
オペレーション・ルームがあんたを待ってるぜ! | オペレーション・ルームがあんたを待ってるぜ! | |
シド | おう!! | おう!! |
バレット | おい! シド! | おい! シド! |
準備ができしだい【コレル魔晄炉】へ出発だ! 急げよ、リーダーさん! | 準備ができしだい【コレル魔晄炉】へ出発だ! 急げよ、リーダーさん! | |
ユフィ | シド……パシリ? | シド……パシリ? |
ユフィ | かわいいユフィちゃんに話しかけたい気持ちはわかるけどさ | かわいいユフィちゃんに話しかけたい気持ちはわかるけどさ |
悪いんだけど、ほっといて。アタシはね、船は……ウップ! | 悪いんだけど、ほっといて。アタシはね、船は……ウップ! |
クルーA | シドさんごくろうさまです! | シドさんごくろうさまです! |
++パーティー組替え:シド・ユフィ・ヴィンセント | ++パーティー組替え:シド・ユフィ・ヴィンセント |
見習いパイロット(LV6) | あわ! いくですか? | あわ! いくですか? |
○ 「いく」(OK) | ○ 「いく」(OK) | |
○ 「いかない | ○ 「いかない | |
見習いパイロット(LV6) | あわ! いきま〜す! | あわ! いきま〜す! |
++ミディール | ++ミディール | |
住民A | しかし、よう助かったもんじゃ。はこびこまれてきたのを見たときはこりゃあかんと思うたのに | しかし、よう助かったもんじゃ。はこびこまれてきたのを見たときはこりゃあかんと思うたのに |
きっとあの兄ちゃんにはごっつい強い守り神はんがついとってくだはるんちゃうか | きっとあの兄ちゃんにはごっつい強い守り神はんがついとってくだはるんちゃうか |
住民B | どうじゃ、兄ちゃんのぐあいは?かわいそうにのう。よほどつらいめにおうたんじゃろうになあ…… | どうじゃ、兄ちゃんのぐあいは?かわいそうにのう。よほどつらいめにおうたんじゃろうになあ…… |
はやくようなると、ええのう。こんな時だからこそ、さいごまであきらめずになあ | はやくようなると、ええのう。こんな時だからこそ、さいごまであきらめずになあ |
++治療所 | ++治療所 | |
ナース | あら、こんにちわ。彼女、いつも彼につきっきりよ。よっぽど大切な人なのね | あら、こんにちわ。彼女、いつも彼につきっきりよ。よっぽど大切な人なのね |
いい、たとえどんな時でも希望をすてちゃダメ。彼女みたいに、強くならなきゃ | いい、たとえどんな時でも希望をすてちゃダメ。彼女みたいに、強くならなきゃ | |
ま、それはそれとして……あなたたちも、顔色わるいわね。すこしここで休んでいきなさい | ま、それはそれとして……あなたたちも、顔色わるいわね。すこしここで休んでいきなさい | |
++半ば強引に仮眠をとらされる | ++半ば強引に仮眠をとらされる | |
ナース | オッケー、バッチリよ!それじゃ、気をつけてね | オッケー、バッチリよ!それじゃ、気をつけてね |
ドクター | やあ、君たちか……。残念だが、友人の容体は相変わらずだよ…… | やあ、君たちか……。残念だが、友人の容体は相変わらずだよ…… |
あきらめずに気長に待つんだ。こういうことは、時間がかんじんだよ、時間が……。うまいワインとおんなじでな | あきらめずに気長に待つんだ。こういうことは、時間がかんじんだよ、時間が……。うまいワインとおんなじでな |
ティファ | クラウド……ぜんぜんよくならないの…… | クラウド……ぜんぜんよくならないの…… |
バカだな、私……。クラウドに、なにをしてあげられると思ってたんだろ…… | バカだな、私……。クラウドに、なにをしてあげられると思ってたんだろ…… | |
クラウド | う……あ……ああ | う……あ……ああ |
……。俺……。ナンバー……いくつ? | ……。俺……。ナンバー……いくつ? | |
う……ああ……? | う……ああ……? | |
百億の……鏡のかけら……小さな……ともしび…… | 百億の……鏡のかけら……小さな……ともしび…… | |
とらわれた……天使の……うた声……。……ゼノ……ギアス…… | とらわれた……天使の……うた声……。……ゼノ……ギアス…… |
++コレル魔晄炉 | ++コレル魔晄炉 | |
兵士 | きさまたちは! | きさまたちは! |
++戦闘:親衛隊員A&B | ++戦闘:親衛隊員A&B | |
++親衛隊員A&Bを撃破 | ++親衛隊員A&Bを撃破 | |
++戦闘終了 | ++戦闘終了 | |
シド | 間一髪セーフってトコか! | 間一髪セーフってトコか! |
ヴィンセント | !! | !! |
++すると、ヒュージマテリアを積んだ列車が魔晄炉から走り出す | ++すると、ヒュージマテリアを積んだ列車が魔晄炉から走り出す | |
シド | ほ〜お!列車でヒュージマテリアを持ち逃げってすんぽうかい | ほ〜お!列車でヒュージマテリアを持ち逃げってすんぽうかい |
ユフィ | ど〜すんだよ〜! ヒュージマテリア! | ど〜すんだよ〜! ヒュージマテリア! |
ヴィンセント | ……追うか? | ……追うか? |
シド | おいおい、オレ様を誰だと思ってんだ? | おいおい、オレ様を誰だと思ってんだ? |
天下のシド様だぜ!ま、オレ様にまかしとけって! | 天下のシド様だぜ!ま、オレ様にまかしとけって! | |
++シド、魔晄炉内に入り、別の列車を起動させる | ++シド、魔晄炉内に入り、別の列車を起動させる | |
シド | おらおらおら〜ッ! | おらおらおら〜ッ! |
ユフィ | オジさん、やるじゃん。こんなモンまで動かすなんて! | オジさん、やるじゃん。こんなモンまで動かすなんて! |
シド | いや! よくは、わからねえ! | いや! よくは、わからねえ! |
ユフィ | え〜ッ!? マジで〜!? | え〜ッ!? マジで〜!? |
シド | 心配いらね〜って!この手のモンは気合だ! | 心配いらね〜って!この手のモンは気合だ! |
レバーは左右に2本か…… | レバーは左右に2本か…… | |
なるほど、左右交互にレバーを上下すりゃいいんだな! | なるほど、左右交互にレバーを上下すりゃいいんだな! | |
敵さんのスピードじゃ 北コレルまで10分ってとこだな | 敵さんのスピードじゃ 北コレルまで10分ってとこだな | |
とばすぜ! しっかり、つかまってな!! | とばすぜ! しっかり、つかまってな!! |
++敵の列車にようやく追いつく | ++敵の列車にようやく追いつく | |
シド | おっしゃ! とびうつるぜ!! | おっしゃ! とびうつるぜ!! |
++順々に敵を倒し、操縦席のもとへ | ++順々に敵を倒し、操縦席のもとへ |
兵士 | ゲッ! き、きさまら! | ゲッ! き、きさまら! |
シド | さ〜てと、おとなしくヒュージマテリアをわたしな! | さ〜てと、おとなしくヒュージマテリアをわたしな! |
兵士 | クッ…… | クッ…… |
うおお〜! | うおお〜! | |
++戦闘:親衛隊員 | ++戦闘:親衛隊員 | |
++親衛隊員を撃破 | ++親衛隊員を撃破 | |
++戦闘終了 | ++戦闘終了 | |
シド | このシド様に向かって来るたあいい度胸だ! | このシド様に向かって来るたあいい度胸だ! |
おまえのことは忘れないぜ…… | おまえのことは忘れないぜ…… | |
ユフィ | ヒュージマテリアどころかアタシたちも、ヤバいって! | ヒュージマテリアどころかアタシたちも、ヤバいって! |
ヴィンセント | ブレーキをたのむ。リーダーさん | ブレーキをたのむ。リーダーさん |
シド | わ〜かってらあ!やいのやいの、さわぐなって!このままじゃ、北コレルにつっこんじまう!! | わ〜かってらあ!やいのやいの、さわぐなって!このままじゃ、北コレルにつっこんじまう!! |
さ〜てと……交互に入れると加速なら…… | さ〜てと……交互に入れると加速なら…… | |
両方のレバーを同時に上か下に入れりゃブレーキだな! | 両方のレバーを同時に上か下に入れりゃブレーキだな! |
ヴィンセント | ぎゃ、逆じゃないのか? | ぎゃ、逆じゃないのか? |
ユフィ | 加速してど〜すんのよ〜ッ! | 加速してど〜すんのよ〜ッ! |
シド | チッ! 反対かよ! 見てろ、今度こそ! | チッ! 反対かよ! 見てろ、今度こそ! |
++さらに加速する… | ++さらに加速する… | |
ユフィ | ふざけろ! オヤジ〜ッ!! | ふざけろ! オヤジ〜ッ!! |
ヴィンセント | ……!! | ……!! |
シド | ク……ソったれえ!! | ク……ソったれえ!! |
++シド、右レバーを思いっきり下に入れる。→北コレル寸前にブレーキがかかり、停止する | ++シド、右レバーを思いっきり下に入れる。→北コレル寸前にブレーキがかかり、停止する | |
++シド、『ヒュージマテリア』を手に入れる | ++シド、『ヒュージマテリア』を手に入れる |
住人A | あんたたちだろ神羅の列車を止めてくれたのは? | あんたたちだろ神羅の列車を止めてくれたのは? |
また神羅の手でオレたちの生活がぶち壊されるところだったぜ…… | また神羅の手でオレたちの生活がぶち壊されるところだったぜ…… | |
ガラクタだらけでもこの土地はオレたちの大切な故郷なんだ | ガラクタだらけでもこの土地はオレたちの大切な故郷なんだ | |
住人B | メテオがなんだってんだい!オレたちゃ炭坑夫なんだぜ | メテオがなんだってんだい!オレたちゃ炭坑夫なんだぜ |
長〜いトンネルをほってメテオから逃げのびてやらあ! | 長〜いトンネルをほってメテオから逃げのびてやらあ! | |
住人A | あっ、そうだ! | あっ、そうだ! |
お〜い、ボウズ!神羅と戦う正義の味方に渡すものがあるんだろ? | お〜い、ボウズ!神羅と戦う正義の味方に渡すものがあるんだろ? | |
ボウズ | イドの中からひろい上げたんだ。きっとスゴ〜イ石だよ!! | イドの中からひろい上げたんだ。きっとスゴ〜イ石だよ!! |
++シド、『アルテマ』のマテリアを受け取る | ++シド、『アルテマ』のマテリアを受け取る | |
住人A | そうとうキツイ戦いだったんだろ?体じゅう傷だらけじゃねぇか | そうとうキツイ戦いだったんだろ?体じゅう傷だらけじゃねぇか |
宿屋のオヤジに言っておいたから今日はタダで休んでいきな | 宿屋のオヤジに言っておいたから今日はタダで休んでいきな |
++コンドルフォート | ++コンドルフォート | |
老人 | いいところへ来てくれた。神羅がやり方を変えてくるぞ | いいところへ来てくれた。神羅がやり方を変えてくるぞ |
どうやら、魔晄炉を破壊して中からマテリアを取り出すつもりらしい | どうやら、魔晄炉を破壊して中からマテリアを取り出すつもりらしい | |
ユフィ | ここで、負けちゃせっかくのマテリアがパーだよ | ここで、負けちゃせっかくのマテリアがパーだよ |
ヴィンセント | ここは、守らなければ | ここは、守らなければ |
シド | ち! ここもかよ | ち! ここもかよ |
若者 | どうやら事態が変わったらしい。奴らこれで終わりにする気らしい。これに負けるとやばいぞ | どうやら事態が変わったらしい。奴らこれで終わりにする気らしい。これに負けるとやばいぞ |
おれたちの明日は君たちにたくす。たのんだぞ | おれたちの明日は君たちにたくす。たのんだぞ | |
もう準備はいいかい? | もう準備はいいかい? | |
○ 「まだ準備ができていない | ○ 「まだ準備ができていない | |
○ 「準備ができている」(OK) | ○ 「準備ができている」(OK) | |
○ 「説明を聞きたい | ○ 「説明を聞きたい | |
若者 | これで、全ての決着がつく。敵も、いままでにない数だ | これで、全ての決着がつく。敵も、いままでにない数だ |
++シミュレーションバトル開始 | ++シミュレーションバトル開始 | |
++敵が潜入 | ++敵が潜入 | |
++シミュレーションバトル失敗 | ++シミュレーションバトル失敗 |
若者 | しまった! 入りこんできたぞ!君たち、たのんだよ | しまった! 入りこんできたぞ!君たち、たのんだよ |
++戦闘:CMD.グランドホーン | ++戦闘:CMD.グランドホーン | |
++CMD.グランドホーンを撃破 | ++CMD.グランドホーンを撃破 | |
++戦闘終了 | ++戦闘終了 |
若者 | やったぞ! すごいよ、ありがとう!これでもう神羅も来ないだろう | やったぞ! すごいよ、ありがとう!これでもう神羅も来ないだろう |
う、うわぁ…… | う、うわぁ…… | |
++すると、卵が赤い光を放ち、割れる。→一瞬フェニックスが映し出され、コンドルが落っこちる | ++すると、卵が赤い光を放ち、割れる。→一瞬フェニックスが映し出され、コンドルが落っこちる | |
若者 | い、今の光は…… コンドルが……タマゴが…… | い、今の光は…… コンドルが……タマゴが…… |
は! す、すまないが そこの扉から出て確認してくれないか | は! す、すまないが そこの扉から出て確認してくれないか |
++卵からひながかえり、翼を広げ、飛んでいく | ++卵からひながかえり、翼を広げ、飛んでいく |
若者 | 行ってしまったな | 行ってしまったな |
親父にも報告しておいてくれよ | 親父にも報告しておいてくれよ |
老人 | みなさん、ありがとう。本当にありがとう | みなさん、ありがとう。本当にありがとう |
差し上げられるものは、何もないのだがいつでも泊まれるようにしておくから使ってくれ | 差し上げられるものは、何もないのだがいつでも泊まれるようにしておくから使ってくれ | |
そうそう、それと言い忘れていたことが少し…… | そうそう、それと言い忘れていたことが少し…… | |
++シド、『ヒュージマテリア』を受け取る | ++シド、『ヒュージマテリア』を受け取る | |
シド | あん? これがどうした? | あん? これがどうした? |
ユフィ | お〜っし! マテリアだ | お〜っし! マテリアだ |
ヴィンセント | これは…… | これは…… |
老人 | 実は、これがあの魔晄炉の中にあったマテリアなのですよ | 実は、これがあの魔晄炉の中にあったマテリアなのですよ |
シド | つうことはよオレ様たちゃ、何のために戦ったんだ? | つうことはよオレ様たちゃ、何のために戦ったんだ? |
老人 | 私たちが守っていただいたのは魔晄炉などではなくコンドルの生命の営みですよ | 私たちが守っていただいたのは魔晄炉などではなくコンドルの生命の営みですよ |
あの魔晄炉を建設する時には私たちも手伝わされたのです。ですから、魔晄炉内のことは知っていました | あの魔晄炉を建設する時には私たちも手伝わされたのです。ですから、魔晄炉内のことは知っていました | |
いつかこういう時がくると思って神羅がいなくなったあと忍びこんで、マテリアを持ち出しておいたのです | いつかこういう時がくると思って神羅がいなくなったあと忍びこんで、マテリアを持ち出しておいたのです | |
だますつもりでは、なかったのですが結果的にはそうなってしまいましたね。申し訳ありません | だますつもりでは、なかったのですが結果的にはそうなってしまいましたね。申し訳ありません | |
シド | そんなこたぁ、もういいよ。とりあえずは、生きてるからな | そんなこたぁ、もういいよ。とりあえずは、生きてるからな |
老人 | そうですか。そう言ってもらえると……本当にありがとうございます | そうですか。そう言ってもらえると……本当にありがとうございます |
シド | 神羅が狙う、ヒュージマテリア……あとはジュノンの海底魔晄炉のみ、ってか? | 神羅が狙う、ヒュージマテリア……あとはジュノンの海底魔晄炉のみ、ってか? |
ユフィ | 先まわりして止めなきゃ…… | 先まわりして止めなきゃ…… |
シド | でもよ、いちいちオレ様たちがジャマするからよ、神羅だって少しは警戒してるはずだぜ | でもよ、いちいちオレ様たちがジャマするからよ、神羅だって少しは警戒してるはずだぜ |
ここは、ちっとばかり間をおいてそのあいだに、アイツのところへ行ってみねえか? | ここは、ちっとばかり間をおいてそのあいだに、アイツのところへ行ってみねえか? | |
ユフィ | クラウドだよね…… | クラウドだよね…… |
シド | ああ、それにティファもぶっ倒れちまってんじゃねえかと心配だしよ | ああ、それにティファもぶっ倒れちまってんじゃねえかと心配だしよ |
で、様子を見に行ってみねえか?【ミディール】へよ! | で、様子を見に行ってみねえか?【ミディール】へよ! |
++ミディール | ++ミディール | |
おじいさん | ほい、ここはミディール。のどこかな温泉村……と言いたいところじゃが…… | ほい、ここはミディール。のどこかな温泉村……と言いたいところじゃが…… |
最近どうも海がさわがしいんじゃ。またライフストロンガーちゅうのが海底まであばれとるんじゃろうて | 最近どうも海がさわがしいんじゃ。またライフストロンガーちゅうのが海底まであばれとるんじゃろうて | |
星も怒っとるのかもしれんのう。いままでわしらは、この星にやりたいほうだいじゃったからなあ | 星も怒っとるのかもしれんのう。いままでわしらは、この星にやりたいほうだいじゃったからなあ |
++治療所 | ++治療所 | |
ナース | 彼女、最近さすがにつかれがみえてきたみたいだけど……だいじょうぶかしら? | 彼女、最近さすがにつかれがみえてきたみたいだけど……だいじょうぶかしら? |
ぜんぜん変化がないなかでそれでもがんばりつづけるのってけっこうしんどいのよね | ぜんぜん変化がないなかでそれでもがんばりつづけるのってけっこうしんどいのよね | |
このままじゃ、彼女の方までおかしくなっちゃうんじゃないかしら…… | このままじゃ、彼女の方までおかしくなっちゃうんじゃないかしら…… | |
ま、それはそれとして……あなたたちも、顔色わるいわね。すこしここで休んでいきなさい | ま、それはそれとして……あなたたちも、顔色わるいわね。すこしここで休んでいきなさい | |
++半ば強引に仮眠をとらされる | ++半ば強引に仮眠をとらされる | |
ナース | オッケー、バッチリよ!それじゃ、気をつけてね | オッケー、バッチリよ!それじゃ、気をつけてね |
ティファ | ……ダメだわ……。クラウド、ぜんぜんよくならないの | ……ダメだわ……。クラウド、ぜんぜんよくならないの |
私、どうしたらいいのか……。もしクラウドが、このまま一生なおらなかったら……? | 私、どうしたらいいのか……。もしクラウドが、このまま一生なおらなかったら……? | |
++すると、突然地震が起こり始める | ++すると、突然地震が起こり始める | |
ティファ | キャッ!? | キャッ!? |
クラウド | ……ヤツらが……ヤツらが……来る……!! | ……ヤツらが……ヤツらが……来る……!! |
シド | なんだってえ、クラウド!? | なんだってえ、クラウド!? |
クラウド | う……ああ……? | う……ああ……? |
シド | ちくしょー。いったいどーなってやがんだ!? | ちくしょー。いったいどーなってやがんだ!? |
ティファ | ま、まさか……これって……!? | ま、まさか……これって……!? |
ナース | キャーッ!わ、わたし、ダメなのよ、地震!! | キャーッ!わ、わたし、ダメなのよ、地震!! |
ドクター | こ、こりゃ、いかん!! でかいぞ! | こ、こりゃ、いかん!! でかいぞ! |
++シド一行、外へ出る | ++シド一行、外へ出る | |
シド | な、なんだ、こりゃあ……!? | な、なんだ、こりゃあ……!? |
地下のライフストリームが地表に吹き出すってえのか!? | 地下のライフストリームが地表に吹き出すってえのか!? | |
おい、ありゃあ……!?やべえぞ、こりゃ……!! | おい、ありゃあ……!?やべえぞ、こりゃ……!! | |
++そこへ、ティファが駆けつける | ++そこへ、ティファが駆けつける | |
ティファ | シド……!? どうしたの!? | シド……!? どうしたの!? |
シド | な、なんでもねえ!!クラウドと一緒に、なかにいろ!! | な、なんでもねえ!!クラウドと一緒に、なかにいろ!! |
ティファ | でも……!? | でも……!? |
シド | へッ、心配すんねえ。このオレ様が、そう簡単にくたばってたまるかってんだ | へッ、心配すんねえ。このオレ様が、そう簡単にくたばってたまるかってんだ |
ティファ | 気をつけて……! | 気をつけて……! |
シド | ようし、行くぜ!めにもの見せてやらあ!! | ようし、行くぜ!めにもの見せてやらあ!! |
++上空では、ウェポン(アルテマウェポン)が飛びまわっている | ++上空では、ウェポン(アルテマウェポン)が飛びまわっている | |
シド | ちくしょー!! ウェポンの野郎めが!! | ちくしょー!! ウェポンの野郎めが!! |
よりによって、こんな時にあらわれやがって……! | よりによって、こんな時にあらわれやがって……! | |
さあ、来やがれ! こんちくしょーめ!! | さあ、来やがれ! こんちくしょーめ!! | |
++戦闘:アルテマウェポン | ++戦闘:アルテマウェポン | |
++アルテマウェポン、途中で飛び去る | ++アルテマウェポン、途中で飛び去る | |
++戦闘終了 | ++戦闘終了 | |
シド | ちくしょーめ! 逃げるってのかよ | ちくしょーめ! 逃げるってのかよ |
++アルテマウェポン、逃走 | ++アルテマウェポン、逃走 |
ユフィ | あいつ、いつか絶対ぶっとばしてやるからなあ! | あいつ、いつか絶対ぶっとばしてやるからなあ! |
ヴィンセント | ライフストリームの方もおさまったようだな | ライフストリームの方もおさまったようだな |
++再度、地震が起こる | ++再度、地震が起こる | |
シド | ち、まさか……!! | ち、まさか……!! |
こ、こりゃ、やべえ……!ストリーム本流の吹き上げか!? | こ、こりゃ、やべえ……!ストリーム本流の吹き上げか!? | |
さっきまでのヤツなんかくらべもんにならねえくらいどでかいのが来るぞ!! | さっきまでのヤツなんかくらべもんにならねえくらいどでかいのが来るぞ!! | |
ダメだ!! 逃げろッ……!! | ダメだ!! 逃げろッ……!! | |
ユフィ | でも、ティファとクラウドが……!? | でも、ティファとクラウドが……!? |
シド | バカ野郎!!ひとのこと心配してる場合か!?いつストリームが吹き出すか…… | バカ野郎!!ひとのこと心配してる場合か!?いつストリームが吹き出すか…… |
うわっ!! | うわっ!! | |
時間がない、急げっ!! | 時間がない、急げっ!! | |
ティファ!! クラウド!!逃げろおおおっ!! | ティファ!! クラウド!!逃げろおおおっ!! |
ティファ | なんかマズイよ……。ユレが、どんどんひどくなってくる | なんかマズイよ……。ユレが、どんどんひどくなってくる |
ちょっと待ってて、クラウド | ちょっと待ってて、クラウド | |
++ティファ、隣へ | ++ティファ、隣へ | |
ティファ | 先生! ここにいるよりどこか外へ逃げた方が……? | 先生! ここにいるよりどこか外へ逃げた方が……? |
ドクター | うむ……。開けた場所へ避難した方が安全かも知れんな | うむ……。開けた場所へ避難した方が安全かも知れんな |
++ティファ、再びクラウドのもとへ | ++ティファ、再びクラウドのもとへ | |
ティファ | なにも心配しなくていいのよ クラウド…… | なにも心配しなくていいのよ クラウド…… |
私がきっと、安全なところまで連れていってあげる! | 私がきっと、安全なところまで連れていってあげる! | |
ドクター | いかん! 家がもたんぞ!! 急ぎたまえ! | いかん! 家がもたんぞ!! 急ぎたまえ! |
ティファ | はい! | はい! |
いい、クラウド……? 行くわよ!! | いい、クラウド……? 行くわよ!! |
++ティファ、車イスを押しながら外へ出て、脱出を試みるが、地割れが起きて、あっけなく地の底へ落ちてしまう。→ライフストリームへ | ++ティファ、車イスを押しながら外へ出て、脱出を試みるが、地割れが起きて、あっけなく地の底へ落ちてしまう。→ライフストリームへ |
ティファ | こ、ここは……? どうなったの、私……? | こ、ここは……? どうなったの、私……? |
クラウドは……!? クラウドは、どこ!? | クラウドは……!? クラウドは、どこ!? | |
++ティファ、辺りを見渡すが、真っ暗である | ++ティファ、辺りを見渡すが、真っ暗である | |
ティファ | え……なに……? だれ……? | え……なに……? だれ……? |
だれなの……? 聞こえないよ…… | だれなの……? 聞こえないよ…… | |
ちょっと、待って……!私、そんなの、知らない! | ちょっと、待って……!私、そんなの、知らない! | |
ちがう、私じゃないよ……!私、そんなこと、しない!! | ちがう、私じゃないよ……!私、そんなこと、しない!! | |
いやッ、やめて……!!なかに入って来ないで!! | いやッ、やめて……!!なかに入って来ないで!! | |
だれか、助けて……! おねがい……!! | だれか、助けて……! おねがい……!! | |
助けて、クラウドッ!! | 助けて、クラウドッ!! | |
いやあああああッ……!! | いやあああああッ……!! |
++するとティファ、“別の世界”に降り立つ | ++するとティファ、“別の世界”に降り立つ | |
ティファ | ………。ここは……? | ………。ここは……? |
++ティファ、上に浮かんでいるクラウド(半透明)を見つける | ++ティファ、上に浮かんでいるクラウド(半透明)を見つける | |
ティファ | クラウド!? | クラウド!? |
どうしたの、クラウド……!?いったい、これは……!? | どうしたの、クラウド……!?いったい、これは……!? | |
++まわりに3つの道がわかれていて、それぞれに別のクラウドが座っているのにも気づく | ++まわりに3つの道がわかれていて、それぞれに別のクラウドが座っているのにも気づく | |
ティファ | ここは、あなたの夢のなか……?……それとも……あなたの……意識なの……? | ここは、あなたの夢のなか……?……それとも……あなたの……意識なの……? |
ティファ | さがしてるのね? クラウド……自分を…… | さがしてるのね? クラウド……自分を…… |
……手伝うよ、私も。本当のあなたをとりもどすためいっしょに、がんばろ! | ……手伝うよ、私も。本当のあなたをとりもどすためいっしょに、がんばろ! | |
でも……どうすれば……? | でも……どうすれば……? |
クラウドA | ニブルヘイムの門……5年前、セフィロスとともにこの門をくぐり…… | ニブルヘイムの門……5年前、セフィロスとともにこの門をくぐり…… |
そうして……すべてがはじまった…… | そうして……すべてがはじまった…… | |
++クラウドA、立ちたがる | ++クラウドA、立ちたがる | |
ティファ | 通じているの……ニブルヘイムに……? | 通じているの……ニブルヘイムに……? |
そうね……。たしかにそこからはじめるのが一番なのかもしれない…… | そうね……。たしかにそこからはじめるのが一番なのかもしれない…… | |
行ってみましょう、クラウド。つらいかもしれないけど……。私がついてるから…… | 行ってみましょう、クラウド。つらいかもしれないけど……。私がついてるから…… |
++ニブルヘイムへ | ++ニブルヘイムへ |
ティファ | ほら……クラウド | ほら……クラウド |
給水塔がある…… | 給水塔がある…… | |
おじいさんの宿屋もあるね | おじいさんの宿屋もあるね | |
村で1台きりのトラック。私たちが子供のころからここにあったんだよね? | 村で1台きりのトラック。私たちが子供のころからここにあったんだよね? | |
これがあなたの記憶の中のニブルヘイムなのね? | これがあなたの記憶の中のニブルヘイムなのね? | |
私のニブルヘイムと同じ。だからここは……私たちのニブルヘイムだね | 私のニブルヘイムと同じ。だからここは……私たちのニブルヘイムだね | |
++クラウドA、座って現れる | ++クラウドA、座って現れる | |
ティファ | 5年前……ここにふたりのソルジャーがやって来た…… | 5年前……ここにふたりのソルジャーがやって来た…… |
セフィロスと……若くて陽気なソルジャー | セフィロスと……若くて陽気なソルジャー | |
その時のようす……もう一度教えて? | その時のようす……もう一度教えて? | |
++あの時の光景が映し出される | ++あの時の光景が映し出される | |
セフィロス | どんな気分なんだ? | どんな気分なんだ? |
ひさしぶりの故郷なんだろ? | ひさしぶりの故郷なんだろ? | |
どんな気分がするものなんだ? | どんな気分がするものなんだ? | |
オレには故郷がないからわからないんだ…… | オレには故郷がないからわからないんだ…… | |
クラウド | ええと……両親は? | ええと……両親は? |
セフィロス | 母の名はジェノバ | 母の名はジェノバ |
オレを生んですぐに死んだ。父は…… | オレを生んですぐに死んだ。父は…… | |
オレは何を話してるんだ…… | オレは何を話してるんだ…… | |
さあ、行こうか | さあ、行こうか |
ティファ | 5年前……私はこの時初めて本物のセフィロスを見た | 5年前……私はこの時初めて本物のセフィロスを見た |
この人が……英雄セフィロス | この人が……英雄セフィロス | |
クラウドがあこがれていた最高のソルジャー、セフィロス | クラウドがあこがれていた最高のソルジャー、セフィロス | |
でもね、正直に言うとなんて冷たそうな人、って思ったの | でもね、正直に言うとなんて冷たそうな人、って思ったの | |
イヤな予感がしたの、覚えてるわ | イヤな予感がしたの、覚えてるわ | |
++真ん中のソルジャーには、クラウドがいる | ++真ん中のソルジャーには、クラウドがいる | |
ティファ | ちがうの、クラウド | ちがうの、クラウド |
言葉にすると……恐ろしいことになりそうでずっと隠してた | 言葉にすると……恐ろしいことになりそうでずっと隠してた | |
でも、今は隠さずに言うね | でも、今は隠さずに言うね | |
あなたはいなかった。クラウド、5年前、あなたはニブルヘイムには来なかったのよ | あなたはいなかった。クラウド、5年前、あなたはニブルヘイムには来なかったのよ | |
私……待ってたのよ。でも、クラウドは……来なかった | 私……待ってたのよ。でも、クラウドは……来なかった | |
あの時派遣されてきたのはセフィロスともう1人…… | あの時派遣されてきたのはセフィロスともう1人…… |
セフィロス | さあ、行こうか | さあ、行こうか |
++セフィロスに続いたのは、黒髪の青年(ザックス)であった | ++セフィロスに続いたのは、黒髪の青年(ザックス)であった |
++光景が、もとに戻る | ++光景が、もとに戻る | |
クラウドA | セフィロスとともにニブルヘイムに出向いたソルジャーはクラウドでは……なかった……? | セフィロスとともにニブルヘイムに出向いたソルジャーはクラウドでは……なかった……? |
ティファ | 私には……もう、なにも言えない…… | 私には……もう、なにも言えない…… |
答えはあなたが、自分自身で見つけなきゃ…… | 答えはあなたが、自分自身で見つけなきゃ…… | |
それが見つけられないと……あなたは…… | それが見つけられないと……あなたは…… | |
急がないで、クラウド。ゆっくり……すこしずつでいいの。ね? | 急がないで、クラウド。ゆっくり……すこしずつでいいの。ね? |
++クラウドB、立ち上がる | ++クラウドB、立ち上がる | |
クラウドB | 星空の給水塔……。あの夜のふたりの約束も……。いつわりの記憶でしかないとしたら? | 星空の給水塔……。あの夜のふたりの約束も……。いつわりの記憶でしかないとしたら? |
ティファ | あせっちゃダメ、クラウド……。答えをいそいで、自分を追いつめないで | あせっちゃダメ、クラウド……。答えをいそいで、自分を追いつめないで |
たくさんの小さな想いをたしかめながらもどって行けばいいのよ……。ゆっくり……すこしずつね…… | たくさんの小さな想いをたしかめながらもどって行けばいいのよ……。ゆっくり……すこしずつね…… | |
そう……たとえば、あの夜空の満天の星たち…… | そう……たとえば、あの夜空の満天の星たち…… |
++あの星空の下の給水塔へ | ++あの星空の下の給水塔へ |
ティファ | 最初から……ね? | 最初から……ね? |
クラウド、思い出して | クラウド、思い出して | |
++あの時の二人が映し出される | ++あの時の二人が映し出される | |
ティファ | そう、私、この服を着てた | そう、私、この服を着てた |
あ……そうだったね。クラウド、背、低かったんだね | あ……そうだったね。クラウド、背、低かったんだね | |
……かわいいねぇ | ……かわいいねぇ | |
いつかセフィロスが言ってたけど…… | いつかセフィロスが言ってたけど…… | |
クラウドは私の話にあわせてこの記憶をつくりだしたって言ってたけど…… | クラウドは私の話にあわせてこの記憶をつくりだしたって言ってたけど…… | |
この星空は、クラウドが自分で考えた……ううん、思い出したのよ | この星空は、クラウドが自分で考えた……ううん、思い出したのよ | |
星がとってもきれいな夜、クラウドと私。ふたり、給水塔でお話した・・・・・・ | 星がとってもきれいな夜、クラウドと私。ふたり、給水塔でお話した・・・・・・ | |
だから私は、どんなときでもあなたは本当のクラウドだって思っていたの | だから私は、どんなときでもあなたは本当のクラウドだって思っていたの | |
私はあなたがニブルヘイムのクラウドだって信じてる…… | 私はあなたがニブルヘイムのクラウドだって信じてる…… | |
でも、あなた自身は信じていない…… | でも、あなた自身は信じていない…… | |
この記憶だけじゃ足りないよね | この記憶だけじゃ足りないよね |
++光景が、もとに戻る | ++光景が、もとに戻る | |
ティファ | ねえ、クラウド、それなら……ほかの記憶は? | ねえ、クラウド、それなら……ほかの記憶は? |
ううん、記憶じゃない | ううん、記憶じゃない | |
記憶って、頭の中から無理矢理ひっぱりださなくちゃならないでしょ? | 記憶って、頭の中から無理矢理ひっぱりださなくちゃならないでしょ? | |
だから間違ってたり、カタチが変わっていたり…… | だから間違ってたり、カタチが変わっていたり…… | |
でも、胸の奥にねむる思い出はちがうわ…… | でも、胸の奥にねむる思い出はちがうわ…… | |
きっとそれは、にせものなんかじゃない。もしそんな思い出を、よびさますことができれば…… | きっとそれは、にせものなんかじゃない。もしそんな思い出を、よびさますことができれば…… | |
そうだ! なにかしら私に関係のある思い出は、どう? | そうだ! なにかしら私に関係のある思い出は、どう? | |
私がなにか言って、そのことをあなたが思い出すんじゃなくて…… | 私がなにか言って、そのことをあなたが思い出すんじゃなくて…… | |
クラウドがなにか言って、もし私もそのことをおぼえていれば……それが、あなたと私の思い出…… | クラウドがなにか言って、もし私もそのことをおぼえていれば……それが、あなたと私の思い出…… | |
ねえ、なにか話して。なんでもいいから、あなたにとって大切な思い出を…… | ねえ、なにか話して。なんでもいいから、あなたにとって大切な思い出を…… | |
そういえば、クラウドはどうしてソルジャーになりたいって考えたの? | そういえば、クラウドはどうしてソルジャーになりたいって考えたの? | |
私には、あなたが突然決心したように思えたんだけど…… | 私には、あなたが突然決心したように思えたんだけど…… | |
クラウド】 | クラウド】 | |
『……悔しかった。……認めてほしかったんだ』 | 『……悔しかった。……認めてほしかったんだ』 | |
クラウドB | ……悔しかった。……認めてほしかったんだ | ……悔しかった。……認めてほしかったんだ |
強くなれば 認めてもらえる、きっと…… | 強くなれば 認めてもらえる、きっと…… | |
ティファ | 認めてほしい……? ……誰に? | 認めてほしい……? ……誰に? |
クラウド】 | クラウド】 | |
『……誰に、だって? ……わかるだろ? | 『……誰に、だって? ……わかるだろ? | |
……ティファに……だよ』 | ……ティファに……だよ』 | |
クラウドB | ティファに…… | ティファに…… |
ティファ | ……私? どうして!? | ……私? どうして!? |
謎の声 | ティファ……忘れちゃったの……あの時のこと? | ティファ……忘れちゃったの……あの時のこと? |
++後ろから声が聞こえてきて、ティファ、振り返る | ++後ろから声が聞こえてきて、ティファ、振り返る | |
ティファ | あなたは…… | あなたは…… |
++“謎の声”の正体は、“幼少のクラウド”であった | ++“謎の声”の正体は、“幼少のクラウド”であった | |
ティファ | ごめんなさい……。なんのこと、言ってるの? | ごめんなさい……。なんのこと、言ってるの? |
幼少のクラウド | ううん……いいんだ。ティファ、あの時は大変だったしね | ううん……いいんだ。ティファ、あの時は大変だったしね |
自分のことで手一杯だったからあの時のおれのことなんかおぼえてなくて当たり前だよ | 自分のことで手一杯だったからあの時のおれのことなんかおぼえてなくて当たり前だよ | |
ティファ | ……あの時? | ……あの時? |
幼少のクラウド | おれにとっては大切な……悔しかったけど……すごく大切な思い出なんだ…… | おれにとっては大切な……悔しかったけど……すごく大切な思い出なんだ…… |
……行ってみる? | ……行ってみる? | |
++幼少のクラウド、クラウドCのもとへ | ++幼少のクラウド、クラウドCのもとへ | |
クラウドB | 星空の約束……。しかしそれさえもティファの想いによってうみだされた幻想なのだとしたら……? | 星空の約束……。しかしそれさえもティファの想いによってうみだされた幻想なのだとしたら……? |
クラウドC | …………ふうじこめられたひそかな……ねがい…… | …………ふうじこめられたひそかな……ねがい…… |
大切な想いは……だれにも知られることなく…… | 大切な想いは……だれにも知られることなく…… |
幼少のクラウド | このまどがどこに通じているかわかる、ティファ? | このまどがどこに通じているかわかる、ティファ? |
それじゃ……行くよ | それじゃ……行くよ |
++ティファの部屋へ | ++ティファの部屋へ |
ティファ | 私の部屋? | 私の部屋? |
クラウド | 俺、この日、初めてここに来たんだ | 俺、この日、初めてここに来たんだ |
ティファ | そう……だった? | そう……だった? |
クラウド | いつも外から見上げてるだけだった | いつも外から見上げてるだけだった |
++あの日の光景が映し出される… | ++あの日の光景が映し出される… | |
とりまきの子供A | おい、見ろよ! | おい、見ろよ! |
++窓からのぞく | ++窓からのぞく | |
とりまきの子供A | クラウドが来るぞ! | クラウドが来るぞ! |
あいつ入ってくる気かな? | あいつ入ってくる気かな? |
ティファ | この日、クラウドが初めて私の部屋に? | この日、クラウドが初めて私の部屋に? |
……そうだったよね | ……そうだったよね | |
家は近所なのに、私……クラウドのことあまり知らなかったんだよね | 家は近所なのに、私……クラウドのことあまり知らなかったんだよね | |
ずーっと小さなころから仲良くしてたと思ってたのに…… | ずーっと小さなころから仲良くしてたと思ってたのに…… | |
そういえば……クラウドが私の部屋にいる風景って記憶に……ない | そういえば……クラウドが私の部屋にいる風景って記憶に……ない | |
いっしょに遊んだ記憶も……ない。私のクラウドとの思い出はいつでも星空の給水塔が始まり…… | いっしょに遊んだ記憶も……ない。私のクラウドとの思い出はいつでも星空の給水塔が始まり…… | |
幼少のクラウド | ティファはね、いつでもこの仲良し3人組といっしょだった | ティファはね、いつでもこの仲良し3人組といっしょだった |
ティファ | ……そうだったね | ……そうだったね |
幼少のクラウド | 俺は……みんなバカだと思っていた | 俺は……みんなバカだと思っていた |
ティファ | えっ!? | えっ!? |
幼少のクラウド | いつもどうでもいいようなことでケラケラ笑っててさ、子供っぽかった | いつもどうでもいいようなことでケラケラ笑っててさ、子供っぽかった |
ティファ | だって、子供だったんだもん | だって、子供だったんだもん |
幼少のクラウド | ……わかってる。バカは俺なんだ | ……わかってる。バカは俺なんだ |
本当はみんなといっしょに遊びたいのにどうしても、仲間に入れてって言えなかった | 本当はみんなといっしょに遊びたいのにどうしても、仲間に入れてって言えなかった | |
そのうちさ……俺はみんなとちがうんだ…… | そのうちさ……俺はみんなとちがうんだ…… | |
あんな子供っぽいヤツらとはちがうんだって思うようになったんだ | あんな子供っぽいヤツらとはちがうんだって思うようになったんだ | |
でも……もしかしたら | でも……もしかしたら | |
++するとクラウドCから、本体が分裂する | ++するとクラウドCから、本体が分裂する | |
クラウド】 | クラウド】 | |
『もしかしたら | 『もしかしたら | |
声をかけてもらえるかもしれない』 | 声をかけてもらえるかもしれない』 | |
『そう考えてみんなのまわりをうろついていた……』 | 『そう考えてみんなのまわりをうろついていた……』 | |
幼少のクラウド | どうしようもなくひねくれてた。そして……弱かった | どうしようもなくひねくれてた。そして……弱かった |
クラウド】 | クラウド】 | |
『給水塔にティファを呼び出したあの夜も | 『給水塔にティファを呼び出したあの夜も | |
俺は考えていた……』 | 俺は考えていた……』 | |
『ティファはきっと来てくれない…… | 『ティファはきっと来てくれない…… | |
こんな俺のことなんか嫌ってるって』 | こんな俺のことなんか嫌ってるって』 | |
ティファ | そう……あのときは突然だったね。私も……ちょっとビックリした | そう……あのときは突然だったね。私も……ちょっとビックリした |
でもね…… | でもね…… | |
たしかに私たちはそれほど仲良しじゃなかったけど…… | たしかに私たちはそれほど仲良しじゃなかったけど…… | |
クラウドが村を出てからはあなたのこと、ほんとによく考えたのよ | クラウドが村を出てからはあなたのこと、ほんとによく考えたのよ | |
クラウドはどうしてるかな? | クラウドはどうしてるかな? | |
クラウドはソルジャーになれたのかなって | クラウドはソルジャーになれたのかなって | |
クラウドの記事、のってるかもしれないから新聞だって読むようになったの | クラウドの記事、のってるかもしれないから新聞だって読むようになったの | |
幼少のクラウド | ありがとう、ティファ | ありがとう、ティファ |
あとで、こいつに言ってやって。きっとよろこぶよ | あとで、こいつに言ってやって。きっとよろこぶよ | |
ティファ | うん! | うん! |
あれっ? | あれっ? | |
ねえ、この日、何があったの?何か特別な日? | ねえ、この日、何があったの?何か特別な日? | |
幼少のクラウド | この日はね…… | この日はね…… |
クラウド】 | クラウド】 | |
『ティファのお母さんが……』 | 『ティファのお母さんが……』 | |
ティファ | ママが……死んじゃった日…… | ママが……死んじゃった日…… |
++再度、あの日の光景へ | ++再度、あの日の光景へ | |
ティファ | ママに……会いたい…… | ママに……会いたい…… |
++(幼少の)ティファ、家を飛び出し、ニブル山へ | ++(幼少の)ティファ、家を飛び出し、ニブル山へ | |
ティファ | あの山の向こう……何があるのかな? | あの山の向こう……何があるのかな? |
とりまきの子供A | ニブル山はこわいよ。何人も人が死んでるからね | ニブル山はこわいよ。何人も人が死んでるからね |
とりまきの子供B | 生きては越えられない山…… | 生きては越えられない山…… |
ティファ | じゃあ、死んだ人は? | じゃあ、死んだ人は? |
ママは山を越えていっちゃったの? | ママは山を越えていっちゃったの? | |
私、行ってみる! | 私、行ってみる! | |
++三人のとりまきのうち、二人はしぶしぶ着いていく。→(幼少の)クラウドも密かに着いていく。→橋のあたりで、二人が逃げるが、クラウドはとことこティファの後を着ける。→だが… | ++三人のとりまきのうち、二人はしぶしぶ着いていく。→(幼少の)クラウドも密かに着いていく。→橋のあたりで、二人が逃げるが、クラウドはとことこティファの後を着ける。→だが… |
クラウド】 | クラウド】 | |
『どこをどう歩いたのか 覚えていないんだ』 | 『どこをどう歩いたのか 覚えていないんだ』 | |
『ティファが足をふみ外して | 『ティファが足をふみ外して | |
俺はあわててかけ寄って | 俺はあわててかけ寄って | |
でも間に合わなかった』 | でも間に合わなかった』 | |
『ふたりとも……ガケから落ちたんだ』 | 『ふたりとも……ガケから落ちたんだ』 | |
『この時はヒザすりむいただけで | 『この時はヒザすりむいただけで | |
すんだけど……』 | すんだけど……』 |
ティファパパ | クラウド!どうしてこんなところへティファを連れだしたりしたんだ! | クラウド!どうしてこんなところへティファを連れだしたりしたんだ! |
まったく!おまえが何を考えてるのかぜんぜんわからん! | まったく!おまえが何を考えてるのかぜんぜんわからん! | |
ティファにもしものことがあったらどうするつもりだったんだ!! | ティファにもしものことがあったらどうするつもりだったんだ!! |
クラウド】 | クラウド】 | |
『ティファは7日間 意識不明だった』 | 『ティファは7日間 意識不明だった』 | |
『死んでしまうかと思った』 | 『死んでしまうかと思った』 | |
『俺がちゃんと助けていれば……』 | 『俺がちゃんと助けていれば……』 | |
『悔しかったんだ…… | 『悔しかったんだ…… | |
何もできなかった自分の弱さに腹が立った』 | 何もできなかった自分の弱さに腹が立った』 | |
『それからティファがいつも俺を責めているような気がしてさ』 | 『それからティファがいつも俺を責めているような気がしてさ』 | |
『俺は荒れていった…… | 『俺は荒れていった…… | |
誰かれかまわずケンカをしかけて……』 | 誰かれかまわずケンカをしかけて……』 | |
『そんな時だ。セフィロスのことを知ったのは』 | 『そんな時だ。セフィロスのことを知ったのは』 | |
『セフィロスのように強くなりたい。強くなれば、みんな俺のことを……』 | 『セフィロスのように強くなりたい。強くなれば、みんな俺のことを……』 |
++光景が、もとに戻る | ++光景が、もとに戻る | |
クラウド】 | クラウド】 | |
『強くなりさえすれば……ティファだって、俺のこと | 『強くなりさえすれば……ティファだって、俺のこと | |
認めてくれると……』 | 認めてくれると……』 | |
ティファ | そうだったの……、クラウド | そうだったの……、クラウド |
ゴメンね、クラウド | ゴメンね、クラウド | |
あの時のこと 私がちゃんとおぼえていればもっと早くに…… | あの時のこと 私がちゃんとおぼえていればもっと早くに…… | |
++横のクラウドがかぶりを振る | ++横のクラウドがかぶりを振る | |
クラウドC | ティファのせいじゃないよ。俺のせいだ | ティファのせいじゃないよ。俺のせいだ |
ティファ | でも、あれは、たしか……私たちが8才の時よね! | でも、あれは、たしか……私たちが8才の時よね! |
そうよ! 見つけたわ! | そうよ! 見つけたわ! | |
クラウドは、5年前に創られたんじゃない | クラウドは、5年前に創られたんじゃない | |
幼い日の、その思い出はつくりものなんかじゃないもの! | 幼い日の、その思い出はつくりものなんかじゃないもの! | |
クラウド、がんばって! あとすこしよ!本当のあなたを、つかまえるの! | クラウド、がんばって! あとすこしよ!本当のあなたを、つかまえるの! | |
行きましょう、もう一度ニブルヘイムへ……! | 行きましょう、もう一度ニブルヘイムへ……! | |
++クラウドとクラウドCが、ひとつになる | ++クラウドとクラウドCが、ひとつになる |
クラウド | 真実は、すぐそこにある。もうすぐ答えが、手に入る…… | 真実は、すぐそこにある。もうすぐ答えが、手に入る…… |
++再び、ニブルヘイムへ | ++再び、ニブルヘイムへ |
ティファ | 待って、クラウド | 待って、クラウド |
どこへ? どこへ行くの? | どこへ? どこへ行くの? | |
クラウド | ……魔晄炉……? | ……魔晄炉……? |
魔晄炉へ! 5年前の魔晄炉へ! | 魔晄炉へ! 5年前の魔晄炉へ! |
++ティファがセフィロスに斬られた光景が映し出される | ++ティファがセフィロスに斬られた光景が映し出される | |
++そこへ駆けつけたのが、ザックスであった | ++そこへ駆けつけたのが、ザックスであった | |
ティファ | あっ! クラウドじゃない! | あっ! クラウドじゃない! |
クラウド | ザッ……クス……ザック……ス。ザックス…… | ザッ……クス……ザック……ス。ザックス…… |
ティファ | 思い出したのね!! | 思い出したのね!! |
そうなのよ!セフィロスとニブルヘイムに来たのはザックスだったのよ! | そうなのよ!セフィロスとニブルヘイムに来たのはザックスだったのよ! | |
それじゃ、クラウドはどこにいたの? | それじゃ、クラウドはどこにいたの? | |
++ザックスがセフィロスに吹っ飛ばされる | ++ザックスがセフィロスに吹っ飛ばされる | |
ティファ | ねえ、クラウド。あなたは……これを見ていた? | ねえ、クラウド。あなたは……これを見ていた? |
++すると、後からまた駆けつけてくる黒い影が… | ++すると、後からまた駆けつけてくる黒い影が… | |
クラウド | 見て……いた…… | 見て……いた…… |
++その黒い影は、ザックスの剣を取り、ジェノバルームへ。→黒い影……神羅の制服を来た兵士が、セフィロスを突き刺す | ++その黒い影は、ザックスの剣を取り、ジェノバルームへ。→黒い影……神羅の制服を来た兵士が、セフィロスを突き刺す | |
セフィロス | ぐうぉぉ……だ、だれだ | ぐうぉぉ……だ、だれだ |
兵士B | 母さんを……ティファを……村を返せ…… | 母さんを……ティファを……村を返せ…… |
あんたをそんけいしていたのに……あこがれていたのに…… | あんたをそんけいしていたのに……あこがれていたのに…… |
ティファ | クラウド!? | クラウド!? |
++兵士が、マスクを取ると、それはクラウドであった | ++兵士が、マスクを取ると、それはクラウドであった | |
ティファ | そうだったんだ…… | そうだったんだ…… |
++あの時の“兵士B”こそ、クラウドだった | ++あの時の“兵士B”こそ、クラウドだった | |
ティファ | ……いっしょにいたのね | ……いっしょにいたのね |
++ティファ、ニブル山のガイドをしていたあの時を思い出す | ++ティファ、ニブル山のガイドをしていたあの時を思い出す | |
ティファ | 私を見ていてくれたのね | 私を見ていてくれたのね |
++ニブル魔晄炉の入口で、兵士がティファを守っている所が映し出される | ++ニブル魔晄炉の入口で、兵士がティファを守っている所が映し出される | |
ティファ | うん、おぼえてる | うん、おぼえてる |
そっか……クラウドだったんだ | そっか……クラウドだったんだ | |
++突如、トラックの場面(ニブルヘイムに到着する前)に切り替わる | ++突如、トラックの場面(ニブルヘイムに到着する前)に切り替わる | |
ザックス | なあ、クラウド。気分悪いなら、そのマスクとっちゃえば? | なあ、クラウド。気分悪いなら、そのマスクとっちゃえば? |
クラウド | ああ…… | ああ…… |
クラウド | そう……これが……俺だ | そう……これが……俺だ |
俺、ソルジャーにはなれなかったよ | 俺、ソルジャーにはなれなかったよ | |
絶対になってやるなんて言って村を出たくせに…… | 絶対になってやるなんて言って村を出たくせに…… | |
はずかしくて……誰にも会いたくなかった…… | はずかしくて……誰にも会いたくなかった…… |
セフィロス | どんな気分なんだ? | どんな気分なんだ? |
ひさしぶりの故郷なんだろ? | ひさしぶりの故郷なんだろ? | |
++このセリフに、右の兵士は反応する | ++このセリフに、右の兵士は反応する |
クラウド | 俺は…… | 俺は…… |
++クラウド、セフィロスを刺し、ティファのもとへ戻ってくる | ++クラウド、セフィロスを刺し、ティファのもとへ戻ってくる |
ティファ | ……来てくれたのね。……約束、守ってくれたのね | ……来てくれたのね。……約束、守ってくれたのね |
ピンチの時に ちゃんと来てくれたんだ! | ピンチの時に ちゃんと来てくれたんだ! | |
クラウド | ごめん……行くのが……少し遅れた…… | ごめん……行くのが……少し遅れた…… |
ティファ | いいのよ……クラウド | いいのよ……クラウド |
++セフィロス、よろめきながら現れる | ++セフィロス、よろめきながら現れる | |
セフィロス | おまえごときに…… | おまえごときに…… |
++セフィロス、逃げるようにして去る | ++セフィロス、逃げるようにして去る | |
ザックス | クラウド……セフィロスにとどめを…… | クラウド……セフィロスにとどめを…… |
++クラウド、セフィロスの後を追う | ++クラウド、セフィロスの後を追う | |
クラウド | セフィロス!! | セフィロス!! |
++クラウド、セフィロスに刺される | ++クラウド、セフィロスに刺される | |
セフィロス | ずに……のるな…… | ずに……のるな…… |
++刺されてもなお、抵抗する | ++刺されてもなお、抵抗する | |
セフィロス | そ……んな……ばかな…… | そ……んな……ばかな…… |
++セフィロス、クラウドになぎ払われ、魔晄炉の地下深くに落とされる… | ++セフィロス、クラウドになぎ払われ、魔晄炉の地下深くに落とされる… |
++光景が、もとに戻る | ++光景が、もとに戻る | |
ティファ | クラウド…… | クラウド…… |
幼少のクラウド | それじゃ……さよならだ、ティファ。また会うために、ね…… | それじゃ……さよならだ、ティファ。また会うために、ね…… |
++3人のクラウドが立ち上がる | ++3人のクラウドが立ち上がる | |
ティファ | ……!? | ……!? |
++それぞれ向かい合い、幼少のクラウドを中心にして、一人ずつ重なる。→ひとつになり、上空に浮かんでいるクラウドを呼び寄せ、またひとつに重なる | ++それぞれ向かい合い、幼少のクラウドを中心にして、一人ずつ重なる。→ひとつになり、上空に浮かんでいるクラウドを呼び寄せ、またひとつに重なる | |
ティファ | クラウド!! | クラウド!! |
クラウド | う……あ、あ……! | う……あ、あ……! |
う……。ティファ…… | う……。ティファ…… | |
ティファ | ああ、クラウド……!本当にクラウドなんだね! | ああ、クラウド……!本当にクラウドなんだね! |
クラウド | ああ……。ティファ……やっとまた……会えたな…… | ああ……。ティファ……やっとまた……会えたな…… |
ティファ | バカッ!! みんなに心配かけて!! | バカッ!! みんなに心配かけて!! |
クラウド | くッ……! | くッ……! |
ティファ | クラウド!? だいじょうぶ!? | クラウド!? だいじょうぶ!? |
クラウド | こ、声が……。ヤツらの…… | こ、声が……。ヤツらの…… |
ティファ | そうか……。私たち……ライフストリームの中にいるんだね | そうか……。私たち……ライフストリームの中にいるんだね |
みんな、待ってるよ | みんな、待ってるよ | |
帰ろう、クラウド。みんなのところへ…… | 帰ろう、クラウド。みんなのところへ…… | |
クラウド | ああ、そうだな……。帰ろう、ティファ。一緒に…… | ああ、そうだな……。帰ろう、ティファ。一緒に…… |
++自力で上まであがる | ++自力で上まであがる |
++そして… | ++そして… | |
バレット | おい、だいじょうぶか!? ティファ!? | おい、だいじょうぶか!? ティファ!? |
ティファ | う……ううん……? | う……ううん……? |
バレット……帰ってきたのね、私…… | バレット……帰ってきたのね、私…… | |
クラウドは……? 彼は、だいじょうぶ? | クラウドは……? 彼は、だいじょうぶ? | |
バレット | ああ、心配いらねえ。しぶとい野郎だぜ、まったく | ああ、心配いらねえ。しぶとい野郎だぜ、まったく |
ティファ | ね、バレット……私……ライフストリームのなかでほんとのクラウドを見つけたんだ | ね、バレット……私……ライフストリームのなかでほんとのクラウドを見つけたんだ |
ううん、私が見つけたんだじゃない。クラウドが……彼が自分自身の力で見つけだしたんだわ…… | ううん、私が見つけたんだじゃない。クラウドが……彼が自分自身の力で見つけだしたんだわ…… | |
バレット | ああ、わかってる……。うたがったりして悪かったな | ああ、わかってる……。うたがったりして悪かったな |
しかし、おまえにゃ負けたよ。たいした女だぜ、まったく | しかし、おまえにゃ負けたよ。たいした女だぜ、まったく | |
ティファ | 人間て、自分のなかになんてたくさんなものをしまってるんだろう…… | 人間て、自分のなかになんてたくさんなものをしまってるんだろう…… |
なんてたくさんのことを忘れてしまえるんだろう…… | なんてたくさんのことを忘れてしまえるんだろう…… | |
ふしぎだよ……ね…… ………… | ふしぎだよ……ね…… ………… | |
++ティファ、眠りにつく | ++ティファ、眠りにつく | |
バレット | おい、ティファ!? しっかりしろ!! | おい、ティファ!? しっかりしろ!! |
ティファ……!? | ティファ……!? |
++一同、ハイウインド内の作戦会議室へ集まる | ++一同、ハイウインド内の作戦会議室へ集まる | |
クラウド | みんな……すまなかった。なんて言ったらいいのか…… | みんな……すまなかった。なんて言ったらいいのか…… |
レッド13 | もういいよ、クラウド。あやまってばかりだからね | もういいよ、クラウド。あやまってばかりだからね |
クラウド | 俺は元ソルジャーなんかじゃない | 俺は元ソルジャーなんかじゃない |
みんなに話した5年前の出来事やソルジャーとしての話は俺自身が創り出した幻想だったんだ | みんなに話した5年前の出来事やソルジャーとしての話は俺自身が創り出した幻想だったんだ | |
大見栄きって村を出たのにソルジャーになれなかった俺…… | 大見栄きって村を出たのにソルジャーになれなかった俺…… | |
それをはじた弱い俺は親友だったザックスから聞いた話…… | それをはじた弱い俺は親友だったザックスから聞いた話…… | |
さらに自分で見たことをまぜあわせて幻想の自分を創り出した…… | さらに自分で見たことをまぜあわせて幻想の自分を創り出した…… | |
そしてその自分を演じ続けていたんだ | そしてその自分を演じ続けていたんだ | |
バレット | 幻想かよ……そのわりには強かったじゃねえか | 幻想かよ……そのわりには強かったじゃねえか |
クラウド | 身体はソルジャーとほとんど同じなんだ | 身体はソルジャーとほとんど同じなんだ |
宝条のセフィロス・コピー計画というのは何のことはない、ソルジャーを創るのと同じやり方でしかなかったんだ | 宝条のセフィロス・コピー計画というのは何のことはない、ソルジャーを創るのと同じやり方でしかなかったんだ | |
ソルジャーは魔晄をあびるだけじゃない | ソルジャーは魔晄をあびるだけじゃない | |
実は、体内にジェノバ細胞をうめこまれた人間なんだ…… | 実は、体内にジェノバ細胞をうめこまれた人間なんだ…… | |
良くも悪くも心が強い人間はソルジャーになる。ジェノバのリユニオンも関係ない | 良くも悪くも心が強い人間はソルジャーになる。ジェノバのリユニオンも関係ない | |
でも、弱い人間は……俺のように簡単に自分を見失ってしまう | でも、弱い人間は……俺のように簡単に自分を見失ってしまう | |
ジェノバ細胞とセフィロスの強い意志。そして俺の弱い心が生み出した人間 | ジェノバ細胞とセフィロスの強い意志。そして俺の弱い心が生み出した人間 | |
それがみんなが知っていた俺………クラウドだ | それがみんなが知っていた俺………クラウドだ | |
……俺は幻想の世界の住人だった | ……俺は幻想の世界の住人だった | |
でも、もう幻想はいらない……俺は俺の現実を生きる | でも、もう幻想はいらない……俺は俺の現実を生きる | |
ティファ | ひねくれ者のクラウド君ね! | ひねくれ者のクラウド君ね! |
バレット | それじゃ今までと変わんねえぜ! | それじゃ今までと変わんねえぜ! |
ケット・シー | ところでクラウドさん。これからどないするんですか? | ところでクラウドさん。これからどないするんですか? |
まさか、船から降りるなんていわんといてや | まさか、船から降りるなんていわんといてや | |
クラウド | ……メテオが降ってきてるのは俺のせいだ | ……メテオが降ってきてるのは俺のせいだ |
だから俺に出来ることはなんでもやるつもりなんだ | だから俺に出来ることはなんでもやるつもりなんだ | |
バレット | おう! 星を救う戦い、続けるんだな! | おう! 星を救う戦い、続けるんだな! |
クラウド | バレットがよく言ってただろ? | バレットがよく言ってただろ? |
バレット | おう、アレだな! | おう、アレだな! |
レッド13 | なになに? わからないよ! | なになに? わからないよ! |
++三人が一斉に声を出す | ++三人が一斉に声を出す | |
クラウド | 俺たちが乗った列車は途中下車はできないんだ! | 俺たちが乗った列車は途中下車はできないんだ! |
ティファ | 私たちが乗った列車は途中では降りられない! | 私たちが乗った列車は途中では降りられない! |
バレット | オレたちが乗っちまった列車はよ!途中下車はできねえぜ! | オレたちが乗っちまった列車はよ!途中下車はできねえぜ! |
++一同、笑う | ++一同、笑う |
クルーA | クラウドさん!お話、感動しちゃいました! | クラウドさん!お話、感動しちゃいました! |
自分も弱い人間っすからクラウドさんの気持ち よっくわかりまス! | 自分も弱い人間っすからクラウドさんの気持ち よっくわかりまス! | |
さあ、いつ戦いが始まるかわかりません。準備をどうぞ! | さあ、いつ戦いが始まるかわかりません。準備をどうぞ! | |
++パーティー組替え:クラウド・ティファ・バレット | ++パーティー組替え:クラウド・ティファ・バレット |
ケット・シー | あのな、クラウドさん | あのな、クラウドさん |
ボクらな、ヒュージマテリア作戦の途中ですのや | ボクらな、ヒュージマテリア作戦の途中ですのや | |
それでな、さっそくですけど【ジュノン】に【海底魔晄炉】ってありますのや | それでな、さっそくですけど【ジュノン】に【海底魔晄炉】ってありますのや | |
ボクの知ってるかぎりあとはあそこが残ってるだけですねん | ボクの知ってるかぎりあとはあそこが残ってるだけですねん | |
ってなわけで、行きましょか! | ってなわけで、行きましょか! |
見習いパイロット(LV8) | い、行くですか? | い、行くですか? |
○ 「行くです」(OK) | ○ 「行くです」(OK) | |
○ 「行かないです | ○ 「行かないです |