++バラムガーデン 保健室〜ラグナ編トラビア渓谷映画撮影イベント++ | ++バラムガーデン 保健室〜ラグナ編トラビア渓谷映画撮影イベント++ |
(リノア……こんなに冷たい。……ずっとこのままなのか?) | (リノア……こんなに冷たい。……ずっとこのままなのか?) | |
スコール | …………。俺には何もできないのか!……あんなに元気にしていたリノア。それなのに、声も出さずに……俺あんたの声が聞きたい…… | …………。俺には何もできないのか!……あんなに元気にしていたリノア。それなのに、声も出さずに……俺あんたの声が聞きたい…… |
(これじゃあ、壁に話してるのと同じだ) | (これじゃあ、壁に話してるのと同じだ) | |
スコール | リノア……俺の名前を呼んでくれ | リノア……俺の名前を呼んでくれ |
(う……) | (う……) |
ラグナ | なんでオレがこんなことしなくちゃならないんだよ! | なんでオレがこんなことしなくちゃならないんだよ! |
キロス | 金がないからだ | 金がないからだ |
ラグナ | 悪かったよ!ホテルにばっか泊まったのは確かにオレのせいだ。でも、オレ、役者なんてできないって! | 悪かったよ!ホテルにばっか泊まったのは確かにオレのせいだ。でも、オレ、役者なんてできないって! |
キロス | と言いつつ少しはその気のラグナくんであった、と | と言いつつ少しはその気のラグナくんであった、と |
はいはい!早く準備して〜! | はいはい!早く準備して〜! | |
ラグナ | まったくいい加減な監督だぜ。オレみたいなシロウトで映画つくるなんてよ! わ〜ったよ。スカウトされてラッキーだったよ。なんつっても金もらえんだからな | まったくいい加減な監督だぜ。オレみたいなシロウトで映画つくるなんてよ! わ〜ったよ。スカウトされてラッキーだったよ。なんつっても金もらえんだからな |
ラグナ | ま、マジかよ。やだって、こんなカッコ | ま、マジかよ。やだって、こんなカッコ |
キロス | この期に及んで文句は言わない、っと、ハイ、着替え完了。さ、行った、行った | この期に及んで文句は言わない、っと、ハイ、着替え完了。さ、行った、行った |
監督 | おっ、来た来た。似合うじゃないの。こちら、共演の魔女さん | おっ、来た来た。似合うじゃないの。こちら、共演の魔女さん |
魔女役の女 | よろしく、お願いいたしますわ〜〜 | よろしく、お願いいたしますわ〜〜 |
監督 | 後はドラゴン役なんだが…。おぉ!ちょうどいいや。後ろの兄ちゃん! | 後はドラゴン役なんだが…。おぉ!ちょうどいいや。後ろの兄ちゃん! |
キロス | はい? | はい? |
監督 | 悪いんだけどさ、ちょっと着ぐるみの役者が風邪ひいちゃってさ。向こうにある、ドラゴンのぬいぐるみ着てノシノシ歩いてきてよ。バイト代はだすからさ | 悪いんだけどさ、ちょっと着ぐるみの役者が風邪ひいちゃってさ。向こうにある、ドラゴンのぬいぐるみ着てノシノシ歩いてきてよ。バイト代はだすからさ |
キロス | ま、しょうがないか | ま、しょうがないか |
監督 | はーい、じゃあ役者は向こうでスタンバイね | はーい、じゃあ役者は向こうでスタンバイね |
キロス | う、うわーーーーー | う、うわーーーーー |
監督 | は〜い、じゃあ行くよ。カット12、魔女絶体絶命。よ〜〜い……アクショーーーーンーー! | は〜い、じゃあ行くよ。カット12、魔女絶体絶命。よ〜〜い……アクショーーーーンーー! |
魔女 | おぉ〜、騎士殿〜 邪悪なドラゴンより〜私をお守り下さい〜〜〜 | おぉ〜、騎士殿〜 邪悪なドラゴンより〜私をお守り下さい〜〜〜 |
ラグナ | お、おぉ…。わ、わた、くしが、お守りしませう | お、おぉ…。わ、わた、くしが、お守りしませう |
(ったく。あがっちまうじゃねぇか。それに、なんだ。ガンブレードなんて、研修以来だなオイ。こんな感じか?) | (ったく。あがっちまうじゃねぇか。それに、なんだ。ガンブレードなんて、研修以来だなオイ。こんな感じか?) | |
監督 | おっ、いいねぇ。セリフは後で吹き替えるとして……。ハイ!ドラゴン登場ぅーーー! おい!チョット!ドラゴンだよ!ドラゴン! おっ、来た来た!おぉーーーー!!なんとリアルな動き。すごいぞキロス君!でも、ぬいぐるみあんなにデカかったかなぁ… | おっ、いいねぇ。セリフは後で吹き替えるとして……。ハイ!ドラゴン登場ぅーーー! おい!チョット!ドラゴンだよ!ドラゴン! おっ、来た来た!おぉーーーー!!なんとリアルな動き。すごいぞキロス君!でも、ぬいぐるみあんなにデカかったかなぁ… |
(うぉ!マジ、キロスのやつ気合入ってんな。本物、そっくりじゃねぇか) | (うぉ!マジ、キロスのやつ気合入ってんな。本物、そっくりじゃねぇか) | |
ラグナ | ぐおっ!! | ぐおっ!! |
ラグナ | (お、おい!キロス、ちっとは加減……) | (お、おい!キロス、ちっとは加減……) |
ラグナ | って、これ本物じゃねぇか!! | って、これ本物じゃねぇか!! |
監督 | なにぃーーー!!どおりで、でっかくてリアルだと思った!!な、なんて、ノンキな事を言ってる場合じゃねぇな。じゃ、じゃあ、騎士君後は頼んだよーー | なにぃーーー!!どおりで、でっかくてリアルだと思った!!な、なんて、ノンキな事を言ってる場合じゃねぇな。じゃ、じゃあ、騎士君後は頼んだよーー |
魔女 | で、では騎士様。後は、頼みましたわ〜〜〜 | で、では騎士様。後は、頼みましたわ〜〜〜 |
ラグナ | って、おい、テメェら!オレを置いていくな!! ちっ!見逃してくれそうもねぇな。ガンブレードで出来る事は…… | って、おい、テメェら!オレを置いていくな!! ちっ!見逃してくれそうもねぇな。ガンブレードで出来る事は…… |
ラグナ | よし!いくぞ!! | よし!いくぞ!! |
ラグナ | ちゃ〜んす、今のうちに逃げるぞ! | ちゃ〜んす、今のうちに逃げるぞ! |
ラグナ | だーーー!しつこいぞ!キロスはなにしてんだ!! | だーーー!しつこいぞ!キロスはなにしてんだ!! |
キロス | 呼んだかい?ラグナくん。とうっ!!おまたせ〜。ほい、パス | 呼んだかい?ラグナくん。とうっ!!おまたせ〜。ほい、パス |
ラグナ | よ〜っし!反撃開始だ!! | よ〜っし!反撃開始だ!! |
(やるぞ!!) | (やるぞ!!) |
ラグナ | な、何匹いるんだよ!相手してられるかっての!!逃げるぜ!! | な、何匹いるんだよ!相手してられるかっての!!逃げるぜ!! |
ラグナ | ……なんだよ、あれ | ……なんだよ、あれ |
……接続が切れないわ | ……接続が切れないわ | |
(接続ってなんだよ……) | (接続ってなんだよ……) | |
スコールなの? | スコールなの? | |
(ああ……) | (ああ……) | |
接続っていうのは、私がそう呼んでるだけ。私の不思議な能力を使うこと。 わかった……私、眠ってるんだ。だから力をコントロールできないんだ。ごめんね、スコール。あと少しだけ心を貸して | 接続っていうのは、私がそう呼んでるだけ。私の不思議な能力を使うこと。 わかった……私、眠ってるんだ。だから力をコントロールできないんだ。ごめんね、スコール。あと少しだけ心を貸して | |
(もう帰してくれよ) | (もう帰してくれよ) |
ラグナ | やっぱり、ここにはいないよな〜 | やっぱり、ここにはいないよな〜 |
イデア | そのエルオーネちゃんはどうしたの? | そのエルオーネちゃんはどうしたの? |
ラグナ | エスタ兵に誘拐されたんだ。オレ、なんとかエスタに入ろうとして旅を続けて、かれこれ…… | エスタ兵に誘拐されたんだ。オレ、なんとかエスタに入ろうとして旅を続けて、かれこれ…… |
イデア | エスタ魔女、アデルの後継者集め? | エスタ魔女、アデルの後継者集め? |
ラグナ | そうそう、それ! | そうそう、それ! |
イデア | 娘さん? | 娘さん? |
ラグナ | ちがうけど、でも、かわいいんだよ〜。ああ、声が聞きたいな〜 | ちがうけど、でも、かわいいんだよ〜。ああ、声が聞きたいな〜 |
(俺はリノアの声が聞きたい) | (俺はリノアの声が聞きたい) | |
イデア | どうしました? | どうしました? |
ラグナ | いや、妖精さんが…… | いや、妖精さんが…… |
(俺、過去でもなんでもいいからリノアの声が聞きたい。動いているリノアが見たい。もしかしたら助けられるかもしれないんだろ?) | (俺、過去でもなんでもいいからリノアの声が聞きたい。動いているリノアが見たい。もしかしたら助けられるかもしれないんだろ?) | |
過去は変えられないよ。私、やっとわかった。私がエスタにさらわれたときに、ラグナおじさんは旅に出た…… でも、そのせいで、レインが死んじゃう時にラグナおじさんはそばにいられなかった。 レインは生まれたばかりの赤ちゃんをラグナに見せたがっていた……レインはラグナ、ラグナって呼んでた。 だから、何があっても村にいるように……。でも、ダメだった。もうあの瞬間には戻れない……。 それに……。私、会ったことのある人の中にしかあなたたちを送り込めないの。 ごめんね、スコール。接続、切れそうなの。また、あなたと話せるように試してみるね | 過去は変えられないよ。私、やっとわかった。私がエスタにさらわれたときに、ラグナおじさんは旅に出た…… でも、そのせいで、レインが死んじゃう時にラグナおじさんはそばにいられなかった。 レインは生まれたばかりの赤ちゃんをラグナに見せたがっていた……レインはラグナ、ラグナって呼んでた。 だから、何があっても村にいるように……。でも、ダメだった。もうあの瞬間には戻れない……。 それに……。私、会ったことのある人の中にしかあなたたちを送り込めないの。 ごめんね、スコール。接続、切れそうなの。また、あなたと話せるように試してみるね | |
(おねえちゃん!エルオーネ!俺は……) | (おねえちゃん!エルオーネ!俺は……) |
(俺は……リノアの声が聞きたい) | (俺は……リノアの声が聞きたい) | |
スコール | 過去に行けばあんたに会える!うまくやれば過去を変えることだって!エルオーネ!エルオーネ!聞こえるか?!俺を過去に送りこめ! リノアがこんなになったあの瞬間に! | 過去に行けばあんたに会える!うまくやれば過去を変えることだって!エルオーネ!エルオーネ!聞こえるか?!俺を過去に送りこめ! リノアがこんなになったあの瞬間に! |
(エルオーネ、答えてくれないのか……):(白いSeeDの船に乗ってるんだったな……):(白いSeeD……、イデアのSeeD……イデアのSeeD?) | (エルオーネ、答えてくれないのか……):(白いSeeDの船に乗ってるんだったな……):(白いSeeD……、イデアのSeeD……イデアのSeeD?) | |
スコール | そうか、イデアに聞けばあの船の場所がわかるかもしれない!そうすれば、エルオーネに会える。そうすれば、過去に…… | そうか、イデアに聞けばあの船の場所がわかるかもしれない!そうすれば、エルオーネに会える。そうすれば、過去に…… |