++第六章首都アスピアの巨神戦士 ++第六章首都アスピアの巨神戦士
++第六章マロリー城内<城内戦闘後> ++第六章マロリー城内<城内戦闘後>
執事1 アグリード様が誘拐されてからマーガレット様の失望のされ方はとても見ていられんほどじゃった。 アグリード様が誘拐されてからマーガレット様の失望のされ方はとても見ていられんほどじゃった。
執事2 アグリード様の誘拐が行われたのはマロリー城の厳戒態勢下の出来事じゃ アグリード様の誘拐が行われたのはマロリー城の厳戒態勢下の出来事じゃ
ブラーフ殿はあの厳重な守備の中をどうやって侵入したのじゃろうか? ブラーフ殿はあの厳重な守備の中をどうやって侵入したのじゃろうか?
学者1 もし帝国軍がアスピアを占領し・・・アスピア城の入り口の守備を固めたらどんな軍隊だろうと簡単には攻略できぬ もし帝国軍がアスピアを占領し・・・アスピア城の入り口の守備を固めたらどんな軍隊だろうと簡単には攻略できぬ
しかしそういう城は外の守りを過信し内側からは意外ともろいものだからそこにつけ込む手を考えれば良い訳だ。 しかしそういう城は外の守りを過信し内側からは意外ともろいものだからそこにつけ込む手を考えれば良い訳だ。
学者2 アスピア城に入る方法が2つあるのをご存じか? アスピア城に入る方法が2つあるのをご存じか?
○ はい ○ はい
○ いいえ ○ いいえ
兵士1 ウィルマー様が裏切ったのは・・・トラスティン様が王子の命を犠牲にアスピアに兵を送ろうとしたからです ウィルマー様が裏切ったのは・・・トラスティン様が王子の命を犠牲にアスピアに兵を送ろうとしたからです
それを知っている私でしたから・・・あの方を手伝おうとも考えたのですがシンビオス軍のだまし討ちは反対でした。 それを知っている私でしたから・・・あの方を手伝おうとも考えたのですがシンビオス軍のだまし討ちは反対でした。
兵士2 アグリード様の命を犠牲にしないためシンビオス軍だけで戦うつもりですか? アグリード様の命を犠牲にしないためシンビオス軍だけで戦うつもりですか?
本来ならマロリー軍とシンビオス軍が協力して帝国軍に対さねばならぬところ申し訳ない気持ちで・・・いっぱいです。 本来ならマロリー軍とシンビオス軍が協力して帝国軍に対さねばならぬところ申し訳ない気持ちで・・・いっぱいです。
兵士3 アスピアが占領されたという話ですがそんなこと・・・信じられませんよそれじゃアスピニアは終わりでしょ? アスピアが占領されたという話ですがそんなこと・・・信じられませんよそれじゃアスピニアは終わりでしょ?
兵士4 ウィルマー様はマロリー軍にあっては実質的には指揮官にあたる方であり優秀な戦略家として評判だったのです ウィルマー様はマロリー軍にあっては実質的には指揮官にあたる方であり優秀な戦略家として評判だったのです
あの方の立案した作戦を破るなんて・・・恐るべし・・・シンビオス軍。 あの方の立案した作戦を破るなんて・・・恐るべし・・・シンビオス軍。
兵士5 副官のウィルマー様のことは・・・我々マロリー兵も残念で仕方ありませんまさかトラスティン様を裏切るなんて! 副官のウィルマー様のことは・・・我々マロリー兵も残念で仕方ありませんまさかトラスティン様を裏切るなんて!
兵士6 トラスティン様を監禁したままなんてとても心苦しいことなんですが・・・ トラスティン様を監禁したままなんてとても心苦しいことなんですが・・・
アグリード様の命がかかっているならしばらく我慢して頂くしかありませんね。 アグリード様の命がかかっているならしばらく我慢して頂くしかありませんね。
兵士7 牢屋にいる鳥人のフィンデング殿はトラスティン様と親密な方ですから今解放するわけにはいきません 牢屋にいる鳥人のフィンデング殿はトラスティン様と親密な方ですから今解放するわけにはいきません
トラスティン様の元まで飛んでいってマロリーの状況を話されてしまったらシンビオス様のご厚意が無になります。 トラスティン様の元まで飛んでいってマロリーの状況を話されてしまったらシンビオス様のご厚意が無になります。
兵士8 フィンデング殿のご家族の方たちはマロリーの町中に住んでいるのだが・・・きっと心配しているだろうな? フィンデング殿のご家族の方たちはマロリーの町中に住んでいるのだが・・・きっと心配しているだろうな?
これもアグリード王子のためだからもうしばらく辛抱して頂くしかない。 これもアグリード王子のためだからもうしばらく辛抱して頂くしかない。
女性1 帝国に制圧された首都アスピアへはシンビオス軍だけで向かわれるなんてそれじゃ死にに行くようなものですわ。 帝国に制圧された首都アスピアへはシンビオス軍だけで向かわれるなんてそれじゃ死にに行くようなものですわ。
女性2 あの礼儀正しいブラーフ様が・・・アグリード様をさらったなんて今でも狐に化かされたみたいです。 あの礼儀正しいブラーフ様が・・・アグリード様をさらったなんて今でも狐に化かされたみたいです。
2階の執事1:「トラスティン様とマーガレット様・・・お2人のいないこの部屋の寂しいこと 2階の執事1:「トラスティン様とマーガレット様・・・お2人のいないこの部屋の寂しいこと
マロリー城を監視するブラーフを倒せばここに戻ってもらうことができるじゃろ。 マロリー城を監視するブラーフを倒せばここに戻ってもらうことができるじゃろ。
2階の執事2:「この部屋にトラスティン様を迎える日はいったい・・・いつのことになるかの?それまできれいにしておかなければのう。 2階の執事2:「この部屋にトラスティン様を迎える日はいったい・・・いつのことになるかの?それまできれいにしておかなければのう。
2階の女性1:「アスピアが帝国軍に占領されたならマロリーだって危ないでしょう? 2階の女性1:「アスピアが帝国軍に占領されたならマロリーだって危ないでしょう?
この情報は城外には流さないからマロリーの町の人は知らないけど知ったらいったいどうなることやら。 この情報は城外には流さないからマロリーの町の人は知らないけど知ったらいったいどうなることやら。
2階の女性2:「私お部屋に戻っちゃダメかな・・・ご用を言いつけて頂く方がいないと何だかとっても手持ち無沙汰よね。 2階の女性2:「私お部屋に戻っちゃダメかな・・・ご用を言いつけて頂く方がいないと何だかとっても手持ち無沙汰よね。
2階の兵士1:「シンビオス様はマーガレット様とお会いになりたいことでしょう 2階の兵士1:「シンビオス様はマーガレット様とお会いになりたいことでしょう
しかしお会いになられたなら・・・全てトラスティン様に見抜かれます会見はアスピアの解放後ですかね。 しかしお会いになられたなら・・・全てトラスティン様に見抜かれます会見はアスピアの解放後ですかね。
2階の兵士2:「トラスティン様とマーガレット様はウィルマー軍が破れたことは知らず部屋の中で大人しくされていますよ。 2階の兵士2:「トラスティン様とマーガレット様はウィルマー軍が破れたことは知らず部屋の中で大人しくされていますよ。
屋上の兵士1 あれは絶対に人影だったんだけどあんな巨人いる訳がないし・・・赤い眼光でこっちを見たんですよ! あれは絶対に人影だったんだけどあんな巨人いる訳がないし・・・赤い眼光でこっちを見たんですよ!
屋上の兵士2 今は姿が見えなくなりましたけどアスピア城を監視し続けていたら城の向こうに巨大な人影が・・・ 今は姿が見えなくなりましたけどアスピア城を監視し続けていたら城の向こうに巨大な人影が・・・
私も目の錯覚かと思ったんですから相棒にも確かめてもらったんですがヤツも確かに見えるって言ってました。 私も目の錯覚かと思ったんですから相棒にも確かめてもらったんですがヤツも確かに見えるって言ってました。
フィンデング フィンデング:シンビオス殿・・・よくぞご無事でここまで来られたものだな・・・ フィンデング:シンビオス殿・・・よくぞご無事でここまで来られたものだな・・・
・・・重大な情報をお知らせしようマロリー軍の副官のウィルマーがトラスティン様を裏切った・・・。 ・・・重大な情報をお知らせしようマロリー軍の副官のウィルマーがトラスティン様を裏切った・・・。
パルシス ・・・この城門を出れば恐らくブラーフとの決戦が待っている全体の準備は万全なのかシンビオス? ・・・この城門を出れば恐らくブラーフとの決戦が待っている全体の準備は万全なのかシンビオス?
○ はい ○ はい
○ いいえ ○ いいえ